ローグライト都市防衛ゲーム『Nordhold』すぐさま人気上昇。覚えること少なめ、リプレイ性高めな幅広戦略ゲーム
HypeTrain DigitalとStunForgeは日本時間3月26日、ローグライトタワーディフェンスゲーム『Nordhold』をリリースした。さっそく多くのプレイヤーにプレイされており、好評を博している。

HypeTrain DigitalとStunForgeは日本時間3月26日、『Nordhold』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はさっそく多くのプレイヤーにプレイされており、好評を博している。
『Nordhold』はローグライトと都市建設の要素があるタワーディフェンスゲームである。プレイヤーは中世北欧テイストの町を建設・発展させつつ、襲いくる敵から町を防衛することになる。ゲームは大まかに、都市を建設して施設や資源を充実させていくECONOMY PHASEと、防衛施設を設置・運用して敵を撃退するDEFENSE PHASEに分かれている。DEFENSE PHASEを無事に乗り越えたら次のWAVEへ進み、建設と防衛を繰り返して、WAVEごとにどんどん強大になっていく敵を30WAVEまで撃退することを目指す。
『Nordhold』では、都市建設や将軍の任命、獲得する報酬のチョイスなど、さまざまな場面で選択を求められる。先を見据えて経済の発展を優先する、魔法に特化した者を将軍に任命して魔法都市を目指すなど、都市と防衛力がローグライト的に発展していくわけだ。
本作で建物や防衛施設を発展させていく方法は多岐にわたるが、覚えることはなるべく少なくなるようデザインされている。たとえば、都市建設で作ることができる建物は20種類あまりである。種類としてはさほど多くなく覚えやすいが、建物によってはさらに2種類の違った効果を持つ建物に派生が可能。住人の生産性を上げる効果を持つTavernであれば、魔法のダメージを増幅する効果も持つHero Gazeboと、さらに生産性を向上させるFood Storageに派生できるといった具合だ。


また、防衛に用いるタワーは8種類だけである。それぞれのタワーはアップグレードの要素を持っているほか、2つの異なった種類のタワーを組み合わせてより強力なタワーにする仕組みもある。プレイヤーはタワーの性質を8種類だけ覚えてしまえば、あとはアップグレードと2種の組み合わせにより幅広い防衛施設を作ることができる。こうして、覚えることは少ないままに、幅広い戦略を実現しているわけだ。この他にもUniversityという建物にはスキルツリー開拓のような要素があり、将軍のレベルアップ時には成長方針を選ぶことができる。選択する場面は数多いが、いずれも覚えやすく設計されている。
都市の発展と防衛を繰り返して無事に30WAVEを乗り切った場合、そのままゲームを終了して戦績を確認することもできるが、高難度のエンドレスモードを開始することもできる。エンドレスモードは極めて高難度であるとされ、通常のWAVEとは比較にならないほど強力な敵を相手にすることになる。リーダーボードも用意されているため、どれほど長いWAVEを耐え抜くことができるか、知略を競うのも良いだろう。


そんな『Nordhold』は早くも反響を呼んでおり、リリース初日のSteam同時接続数はピーク時に2792人を記録している(SteamDB)。Steamユーザーレビューも本稿執筆時点で100件を越え、そのうち94%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得。極めて順調な滑り出しと言えるだろう。レビューにはタワーの組み合わせをはじめとした戦略性を評価する声が多く見られ、ローグライクとタワーディフェンスを上手く組み合わせてリプレイ性をもたせている点が評価を受けている。また都市建設のあたたかみある雰囲気といった演出面も好意的に受け取られているようだ。中には、デモ版から期待を寄せていたというユーザーも見られる。
『Nordhold』を手がけたのはドイツに拠点を置く2人組のインディーデベロッパー、Stunforgeである。本作がSteamにリリースする初めての作品であり、リリース初日から大盛況となっている様子を見て「夢のようだ」と喜びの反応を見せている。
『Nordhold』はPC(Steam)向けに配信中。現在はリリース記念セールが開催中で、定価の20%オフとなる税込1840円で購入可能だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。