“ご近所さん家を破壊しあう”混沌マルチゲーム『ネイバーズ:ご近所大戦争』Steam無料オープンベータ開幕。3日限定

最大8人で戦うオンラインのマルチプレイゲームだ。自分のチームの拠点として家をカスタマイズしていく要素と、相手のチームの拠点を破壊していく要素が融合したアクションゲームとなっている。

デベロッパーのInvisible Wallsは3月21日、『ネイバーズ:ご近所大戦争』(原題:『Neighbors: Suburban Warfare』)のオープンベータテストを開始した。対応プラットフォームはPCで、本作のSteamストアページからテストに参加可能。なお、オープンベータテストは日本時間3月24日18:00までの期間限定となっている。

本作は、最大8人で戦うオンラインのマルチプレイゲームだ。自分のチームの拠点として家をカスタマイズしていく要素と、相手のチームの拠点を破壊していく要素が融合したアクションゲームとなっている。プレイヤーの目的は、自分の家を地元の誰もが憧れる家に仕上げること。本作の舞台は1950年代のアメリカで、牧歌的な雰囲気のなかで隣人同士が家を破壊し合う明るく不思議な世界観が特徴的だ。

プレイアブルキャラクターは、オープンベータテストの段階で8体が登場する。それぞれのキャラクターは固有のアイテムと能力を持っており、誰もが個性的な存在だ。たとえば、「ドリーン」という名のおばあさんはなんと元ボクサーで、ボクシンググローブを装備して戦う。彼女は近接攻撃が得意なキャラクターで、素早い打撃を与えることで相手をノックバックさせることが可能。ドリーンの柔和な笑顔とは裏腹に、「巨大化してボクシンググローブで壊滅的な打撃を与える」というスキルの説明文が不穏だ。

相手チームから家が破壊されることを防ぐために、プレイヤーは周囲にバリケードを築いたり、罠を仕掛けたりして守りを固めていく。逆にこちらから攻撃する場合は障害を乗り越えて、相手の家を破壊し尽くす。攻撃側と守備側のプレイヤーが鉢合わせた場合は、直接戦うことになる。プレイヤーが拠点を築き上げる建設者であり、最前線で敵と戦う兵士でもあることが本作の大きな魅力といっていいだろう。

本作の開発元Invisible Wallsは、オープンワールドのアドベンチャーゲーム『Aporia: Beyond The Valley』(2017年)や人狼要素のある非対称型マルチプレイゲーム『First Class Trouble』(2022年)などで知られている(関連記事)。

『ネイバーズ:ご近所大戦争』のオープンベータテスト期間中は、公式番組も配信される。Steamストアページに掲載されたスケジュールによると、開発者によるQ&Aセッションや開発者同士がチームに分かれて戦うゲームプレイなどが公開されるようだ。開発者同士による対戦は興味深く、キャラクターやアイテムなどを熟知したプレイヤーたちがどのように戦うのかを垣間見ることができるだろう。

また、『ネイバーズ:ご近所大戦争』の早期アクセスが2025年4月17日にリリースされることも決定した。Steamストアページではウィッシュリストへの登録を受け付けている。早期アクセスに先駆けて実施されるオープンベータテストも、Steamストアページから参加可能だ。

Ryuichi Kataoka
Ryuichi Kataoka

「ドラゴンクエストIII」でゲームに魅了されました。それ以来ずっとRPGを好んでいますが、おもしろそうなタイトルはジャンルを問わずにプレイします。

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