マイクで叫ばないと走れないホラー『MustScream』発表。最大4人協力対応、みんなで叫んで逃げ回る廃病院にぎやか恐怖体験

YonGameは3月11日、『MustScream』を発表した。最大4人協力プレイ対応のホラーゲームで、マイクに向かって叫ばないとキャラクターが走れない点が特徴となる。

国内インディーデベロッパーのYonGameは3月11日、叫ぶことで走れるホラーゲーム『MustScream』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamストアページによると、2025年第3四半期でのリリースが予定されている。

『MustScream』は最大4人協力プレイ対応のホラーゲームだ。舞台となるのは原因不明の変死事件が相次ぎ閉鎖へと追い込まれた廃病院だ。プレイヤーは病院閉鎖の真相を探るべく、記者となって暗い廃病院の闇のなかへと足を踏み入れることとなる。プレイヤーは協力しあいながら、院内に散らばった10枚のカルテを見つけることで、脱出を目指す。

本作においてプレイヤーが「走る」ためにはマイク入力によるプレイヤーの叫び声が必要となる。プレイヤーは廃病院に潜む脅威から逃げ回るために、マイクに向かって大声を出しながら移動操作しなければならない。病院内で全プレイヤーが阿鼻叫喚の悲鳴を上げながら、腹の底から声を出すプレイを楽しむことができそうだ。なおマイク入力なしでのプレイも可能とのことだが、その場合は「走る」ことが不可能となるため、難易度が格段に高くなるようだ。プレイによってはマイクなしでの「走り禁止」といった縛りプレイも静かに楽しむこともできるだろう。

『Must Scream』を手がけるYonGameのよん氏は、過去に確率運試しゲーム『1/8192』を開発した人物だ(関連記事)。『1/8291』は1/2の確率を引き続けて、1/8192の強運を目指す一人称視点の運試しゲームとなっている。同作のシンプルながらも奇抜な発想は反響を呼び、Steamユーザーレビューにおいても「非常に好評」ステータスを獲得している。『MustScream』においても「叫ぶ」というホラーゲームにぴったりの行動をゲームプレイに活かすという、同氏の独創的な発想が盛り込まれているようだ。

『MustScream』はPC(Steam)向けに、2025年第3四半期にリリース予定。一人で、もしくは複数人で大声を出しながら廃病院を走り回りたいひとは、ぜひ本作をウィッシュリストに加えてみてはいかがだろうか。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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