“MMO風”ひとり用RPG『Erenshor』4月15日早期アクセス配信へ。「煽り発言」までしてくる人間っぽいNPCが数百人いる世界、チャットで誘って冒険したり交流したり

Burgee Mediaは3月8日、『Erenshor』の早期アクセス配信を4月14日に開始すると発表した。本作はまるで人間のようなNPCが存在する世界を舞台とする、MMO風の一人プレイ用オープンワールドRPGだ。

デベロッパーのBurgee Mediaは3月8日、『Erenshor』の早期アクセス配信を4月14日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。日本での配信は時差の関係で4月15日となるようだ。

『Erenshor』はMMO風の、一人プレイ用オープンワールドRPGだ。本作の特徴として、オンラインゲームにおけるほかのプレイヤーの挙動がシミュレートされたNPCが存在している。プレイヤーは架空のサーバー上にて、2000年代初頭のMMORPGをイメージしたというゲームプレイをソロで楽しむことができる。


ゲームの舞台となるのは「Erenshor」と呼ばれる土地だ。財宝が眠るというErenshorは冒険者が殺到してしまったため、現在立ち入り禁止となっている。プレイヤーは新米冒険者として、Paladin/Duelist/Arcanist/Druidの四つのクラスから選んでキャラクターを作成。Erenshorの地を目指す冒険を始めることになる。

そんな本作には通常のNPCのほか、いわゆる一般的なオンラインゲームにおいてほかのプレイヤーに相当する、SimPlayersというキャラが多数存在している。SimPlayersは自発的に冒険をおこなっており、プレイヤーはチャットでコミュニケーションをとることが可能。全体チャット(Shout)で周囲のSimPlayersをまとめてパーティーに誘ったり、個別チャット(Whisper)で声をかけてアイテムをトレードしたりしながらゲームを進めていくことになる。

ただしSimPlayersにはそれぞれ性格が設定されており、こちらのレベルが低いと交流を断られることも。またキャラによっては、ドロップしたレアアイテムを譲ってくれるようにお願いしてきたり、ダンジョンで勝手に迷子になったり、あるいはネットスラング混じりで煽りのような発言をしてきたりするなど、実際のMMOにいるような人物をイメージした性格設定がされているようだ。SimPlayersは数百体用意されており、プレイヤーは実在の他人に気兼ねすることなく、MMORPGを遊んでいるような体験ができるとのことだ。

そんな『Erenshor』は早期アクセスとして配信予定。早期アクセス期間は1年半ほどを予定しているとのこと。早期アクセス開始時点で36のゾーンや800種類以上のアイテムが用意されており、一周をひと通り楽しむだけで100時間前後かかる見通しのコンテンツ量が存在しているという。早期アクセス開始後はSimPlayerの挙動の調整などゲームをブラッシュアップしつつ、レイドバトルなどのエンドコンテンツを追加していく予定とのこと。正式リリース時には価格を上昇させる予定もあるそうだ。

本作を手がけるBurgee Mediaはアメリカ・ニューヨークに拠点を置くゲームスタジオだ。過去にはローグライトアクション『Bragger’s Run』など複数のゲームをSteam向けにリリースしている。また本作『Erenshor』の無料デモ版はSteamユーザーレビューで好評を博しており、本稿執筆時点で約250件中98%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。個性豊かなSimPlayersの挙動や、古典的MMOゲームを彷彿とさせるゲームプレイなどが評価されている。開発元によれば本作は、昔ながらのMMORPGが好きだが、フレンドに合わせるために定期的にログインするのが難しくなったプレイヤーのために制作されているとのことである。

『Erenshor』はPC(Steam)向けに、4月15日に早期アクセス配信開始予定だ。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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