推理組み立てミステリーゲーム『金田一耕助シリーズ 本陣殺人事件』発表、Steam版は3月20日発売へ。横溝正史氏の名作小説が、バラバラの証言を繋ぎ合わせる本格推理ゲームに

colyは3月6日、横溝正史氏による小説「本陣殺人事件」を題材としたミステリーノベルパズル『金田一耕助シリーズ 本陣殺人事件』を今春発売すると発表した。Steam向けには3月20日、Nintendo Switch向けには3月末にリリースされる予定だ。

株式会社colyは3月6日、『金田一耕助シリーズ 本陣殺人事件』を今春発売すると発表した。PC(Steam)版が3月20日、Nintendo Switch版が3月末に発売予定。価格は税込1500円となっている。発表にあわせて、Steamのストアページも公開中だ。

『金田一耕助シリーズ 本陣殺人事件』はKADOKAWAの協力・監修のもと、横溝正史氏による小説「本陣殺人事件」を題材とした、ミステリーノベルパズルゲームである。本作の元となる「本陣殺人事件」は、名探偵・金田一耕助の最初の事件が描かれる作品だ。岡山県・旧本陣の一柳家の離れで、結婚式を終えたばかりの新郎新婦が血まみれになって死んでいた。事件当夜、離れには死んだ夫婦以外誰もおらず、降り積もった雪の上に犯人の痕跡は見当たらない。事件の知らせを受けてやってきた探偵・金田一耕助は、証言を集めながらそんな密室殺人事件へと挑むことになる。同作は発表後、映画化やテレビドラマ化など多数の映像化もおこなわれており、古典的なミステリー作品の一つといえるだろう。

本作『金田一耕助シリーズ 本陣殺人事件』では、岡山の探偵小説家が、岡山の農村での密室殺人事件と、事件を解き明かした風変わりな探偵に興味をもつ。プレイヤーは作家と共に、「本陣」と呼ばれる旧家で起こった忌まわしい事件の覚書を整理。物語を組み上げて、真実に辿り着くのだ。

ゲームプレイとしては、プレイヤーはバラバラの証言をつなぎ合わせて、物語を作るのだという。PV内では、発言者ごとに分けられた証言が分けられている様子などが確認できる。詳細は不明ながら、キーワードから導かれる証言や手がかりをつなぎ合わせて、事件の真相に迫るとのこと。事件メモをパズルのように繋げる快感や、真実を知る没入感などが展開されるそうだ。

またゲームを進めていくと、ドラマパートが展開。昭和の情緒や儚さ、薄気味悪さも描かれるという。本作では証言の整理とドラマパートによって、新たな形で本陣殺人事件が描かれるのだろう。なおcolyはスマートフォン向け作品『魔法使いの約束』や『スタンドマイヒーローズ』などを手がける国内の企業。本作ではオリジナルのキャラクターデザインで、美しく儚いキャラクターたちが登場するそうだ。

金田一耕助シリーズ 本陣殺人事件』は通常価格税込1500円で、PC(Steam)版が3月20日、Nintendo Switch版が3月末に発売予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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