『幻想水滸伝 STAR LEAP』発表、シリーズ初のスマホ向けゲームに。“ナンバリング新作”級の意気込みで作る

コナミデジタルエンタテインメントは3月4日、『幻想水滸伝 STAR LEAP』を発表した。RPG『幻想水滸伝』シリーズの完全新作で、初のモバイル向けタイトルだ。

コナミデジタルエンタテインメントは3月4日、『幻想水滸伝 STAR LEAP』を発表した。対応プラットフォームはiOS/Androidで、基本プレイ無料にて提供予定。

本作は、RPG『幻想水滸伝』シリーズの完全新作で、初のモバイル向けタイトルだ。モバイル作品ながら、制作チームとしては「ナンバリングを作るような気持ち」で手がけているという。舞台となるのは27ある「真の紋章」が創造した世界。主人公は、大国である赤月帝国の東、湖のほとりに佇む里で暮らす青年だ。里長ホウの息子である主人公が初めての狩りを終えた夜、里は何者かの襲撃を受ける。里の復興を目指し、使用人のヒスイ、師匠であり執事でもあるシャプール、幼馴染のシーリーンと共に旅に出るのだ。


本作ではキャラクターなどを描くドット絵とフィールドを描く3Dを組み合わせたグラフィックとなるようだ。従来のシリーズ作品を彷彿とさせる通常戦闘のほか、ストラテジー風の戦闘画面も確認可能。本作では「新たな108星の物語」が描かれるそうで、各地で仲間を集めていく要素も健在だという。

なお本作には過去作のキャラも登場するものの新たな108星に含まれず、新たな108星は従来同様、メインストーリーを進めていく中で仲間になっていくそうだ。ガチャやイベントもあるものの、モバイルゲームとしての楽しみになる要素として設けられているとのこと。ストーリー上過去作のキャラクターと共闘するシーンがあるほか、モバイルゲームとして過去作のキャラを入手してドリームチームを組むといった遊び方もできるという。


このほか映像では、レナンカンプやグレッグミンスターといった『幻想水滸伝』第1作にて存在した街も登場している。本作は『幻想水滸伝V』の少し後、『幻想水滸伝』第1作の数年前が舞台になるという。第1作に登場した赤月帝国と対峙することになるとみられ、ストーリー面も気になるところだろう。

なお『幻想水滸伝』シリーズといえば、2012年2月にPlayStation Portable向けに発売された『幻想水滸伝 紡がれし百年の時』以来シリーズ新作は展開されていなかった。今回実に13年ぶりの新作として、『幻想水滸伝 STAR LEAP』が発表された格好だ。シリーズ初のモバイル向けタイトルとして、どのように運営されていくのかも注目される。

幻想水滸伝 STAR LEAP』はiOS/Android向けに、基本プレイ無料にて提供予定。また『幻想水滸伝』シリーズからは、第1作および第2作をHDリマスターする『幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争』がPC(Steam)/Nintendo Switch/PS4/Xbox One向けに3月6日に発売予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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