ウサギ娘の兄探しホラー『The Bunny Graveyard II』発表、2026年リリース予定。“カーソル”と協力して行方不明事件の真相を追う
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デベロッパーのPichon Gamesは3月1日、『The Bunny Graveyard II』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ストアページによれば日本語表示に対応する。Pichon Gamesによれば、2026年のリリースを予定しているという。
『The Bunny Graveyard II』は2Dホラーアドベンチャーゲームだ。2023年9月にリリースされた『The Bunny Graveyard』の続編となる。主人公はウサギのSkye。彼女は謎の存在であるカーソル風の仲間の助けを借りて、行方不明となった兄Claudioを探すこととなる。
Carrot Townでは兄以外の住人も失踪しているようで、街を探索するにあたっては、兄を探しつつ失踪事件の謎も解明することになるようだ。またその過程では真実が明らかになっていき、前作とは違う新たな恐怖も明らかになるという。ストーリーの展開も気になるところだ。
ゲームプレイではSkyeは走ったり懐中電灯を使ったり、さまざまなアクションが可能だそうだ。足場に飛び移る、通路を這って進むといった行動もできるという。ほかにもカーソルを操作することで、オブジェクトを調べたり謎解きに活かしたりも可能だという。一方で探索・調査の過程では、操作によってSkyeを驚かせてしまうこともありうる。そうするとSkyeは落ち着きを失ってしまうとのこと。Skyeとカーソルそれぞれの特徴を活かしつつ、慎重に捜索を進めていく必要があるだろう。
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本作の開発を手がけるのは、プエルトリコに拠点を置くインディーデベロッパーPichon Gamesだ。本作は前作『The Bunny Graveyard』に引き続き、Kenneth Alvarez氏とJorge Ramirez氏の二人により開発が進められている。『The Bunny Graveyard』については当初、複数のエピソードで章立てられ、追加のエピソードはDLCとして配信されていく予定であった。そして各エピソードで異なるゲームプレイスタイルになるとされていた。
しかしながらPichon Gamesは先述した通りたった二人のスタジオであり、またプエルトリコでゲーム開発をすることは、一筋縄ではいかなかったという。さらにDLCを長期に展開することで、ひとつひとつのエピソードが短いながらも「不完全なゲーム」という印象も与えかねない懸念があったという。そのため『The Bunny Graveyard II』については、はじめは新エピソードのDLCとして手がけられていたものの、方針を転換して独立した1本の「完全な新作」としてリリースする決定に至ったようだ。
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『The Bunny Graveyard II』の独立作品化にあたっては、前作の結末に完全に依存せず、本作からでもゲームを楽しめる工夫がなされたという。そのほかアニメーションや音楽、演出などが向上するとされており、すでにSteamユーザーレビューにて「圧倒的に好評」ステータスを獲得している前作からの進化にも注目されるところだ。
『The Bunny Graveyard II』はPC(Steam)向けに2026年リリース予定だ。