Nintendo Switch『歌と森の妖怪屋敷』7月10日発売へ。ブロック崩ししながら少女も動かして攻撃を避ける、デュアルタスク幽霊屋敷アクション

ピクセルは2月26日、『歌と森の妖怪屋敷』をNintendo Switch向けとして7月10日に発売すると告知した。少女が妖怪たちの力を借りて脱出を目指す、ブロック崩し+アクションゲームである。

株式会社ピクセルは2月26日、『歌と森の妖怪屋敷』をNintendo Switch向けとして7月10日に発売すると告知した。通常版の価格は税込3300円。発表にあわせて、公式サイトなども公開されている。iOS向けに配信されていた作品が、完全新作としてNintendo Switch向けに発売されるそうだ。

『歌と森の妖怪屋敷』は、妖怪屋敷へ迷い込んだ少女が妖怪たちの力を借りて脱出を目指す、ブロック崩し+アクションゲームである。本作の世界では、ある街外れの森の奥に妖怪屋敷があるという噂が流れていた。森の古びた屋敷では、妖怪を操る幽霊の女の子が今もさまよっており、気味悪がって追い出した村人たちに復讐しようとしているのだという。


本作の主人公である少女・郷美歌は、噂の妖怪屋敷を見たという少年・優樹海に誘われて、一緒に妖怪屋敷へ行こうとする。しかし屋敷へ足を踏み入れると、突如扉が閉まり、2人は真っ暗な闇に閉じ込められてしまう。しばらくして歌が目を覚ますと、周囲に少年の姿は見当たらない。ミューと名乗る人魂と出会った歌は、少年を探しながら屋敷を探索することになる。町外れの幽霊屋敷から脱出を目指す、少女の物語が繰り広げられる。

主人公の歌は、ミューや妖怪たちの力を借りて、屋敷から脱出しようとする。本作はブロック崩しとアクションゲームを同時にプレイする、ツインスティックブロック崩しと称されている。本作ではステージが始まると、画面上に妖怪たちが現れ、歌に襲ってくるようだ。歌は非力な少女であるため、逃げ回ることしかできない。そこで本作では、左スティックで人魂のミューを飛ばす。歌を操作して妖怪から逃げつつ、ブロック崩しのように飛ぶミューの体当たりで敵を倒して、ステージを攻略するのだろう。

要素としては歌はランダムで出現するアイテムで、ミューのサポートが可能とされている。ステージは全6面+α。各属性のステージをクリアすると妖怪が仲間になり、力を貸してくれるという。妖怪たちには、アメフラシが炎を打ち消してくれるなど、それぞれの特性を活かした能力が用意されているそうだ。

また本作では、主人公の歌や妖怪たちなどが、基本的には手描きのアニメーションで描かれている。プレスリリースによると、浮世絵をアニメーションさせたエフェクトなども見どころなのだという。音楽は、メインコンポーザーをエイジ氏が担当。ゲストコンポーザーとして、中潟憲雄氏も参加しているそうだ。

本作は、株式会社ピクセルが手がけている。本作と関連しては、同社は2015年にiOS向けとして『歌と森の妖怪屋敷』をリリースしていた。プレスリリースによると、iOS向けに配信された『歌と森の妖怪屋敷』が、完全新作としてNintendo Switchで蘇るとのこと。詳細は不明であるものの、iOS版をベースにコンソール向けのアレンジなどを加えた、完全新作となるのだろう。


歌と森の妖怪屋敷』Nintendo Switch版は、7月10日に発売予定だ。通常版の価格は税込3300円。 限定特装版は税込6600円で、オリジナルサウンドトラックや妖怪図鑑などが付属する。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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