レトロアニメ風宇宙アドベンチャー『機動戦艦ガンドッグ 太陽系物語』配信されるや否や「93%好評」スタート。昭和アニメx重厚ストーリーが熱い

『機動戦艦ガンドッグ』は、レトロアニメ風のビジュアルスタイルが目を引くアドベンチャーゲームだ。「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」「機動戦艦ナデシコ」といった日本のアニメ作品からも影響を受けているという。

パブリッシャーのAstrolabe Gamesは2月20日、Space Colony Studiosが手がけるアドベンチャーゲーム『機動戦艦ガンドッグ 太陽系物語(Stories from Sol The Gun Dog)』(以下、機動戦艦ガンドッグ)を配信開始した。同作には300件以上のユーザーレビューが寄せられ、「非常に好評」ステータスを獲得している。

『機動戦艦ガンドッグ』は、レトロアニメ風のビジュアルスタイルが目を引くアドベンチャーゲームだ。「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」「機動戦艦ナデシコ」といった日本のアニメ作品からも影響を受けているという。また、1980年代のPC-9800向けのゲームからの影響もあり、モノクログリーンのピクセルアートで描かれているのも特徴だろう。このビジュアルスタイルは、「スタジオオリジナル」、キャラクターが日本アニメ風の「ショウワオマージュ」、フルカラーの「Vivid mode」から自由に選択可能だ。

本作の舞台となるのは、太陽戦争が終結して4年余りになる星暦214年の宇宙。戦争で多くの仲間を失った主人公は、木星軌道パトロール艦「ガンドッグ」に配属される。謎の信号を調査すべく、パトロール艦「オブライエン」との合流直前にとある事故が発生し、未知なる脅威との戦いに巻き込まれていく。

ゲームプレイでは、移動する・調べる・使う・話す・アイテムといったコマンドがあり、これらを駆使してストーリーを進めていく昔ながらのADVスタイルだ。ガンドッグ内のさまざまなエリアを訪れて、乗組員と交流したり、施設を調べることで物語をより深く理解できるだろう。タイミングによっては同じものを調べることで重要な手がかりが見つかることもあり、分岐に繋がる選択肢も登場する。

そんな本作は、配信されて4日目となる本稿執筆時点で、309件のSteamユーザーレビューのうち93%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。主にレトロなビジュアルスタイルや世界観が評価されているようだ。レビューの内訳として、日本語は約2%であり、中国語のレビューが約60%を占めているのも特徴だ。さまざまな国から昭和アニメへの熱意を感じるレビューも多く見られる。実際にプレイした筆者としては、緻密に描かれる情景描写によりアドベンチャーゲームとは思えないほどの緊迫感が体験できる点を「おすすめ」したい。

また、Steamレビューには開発陣が返信できる機能がある。ほぼすべてのレビューに対して、開発陣が内容に応じて異なる言語で感謝を述べたり、改善の検討を報告したりといった活動が見られるのも印象的だ。開発スタジオにとっての初の作品であると同時に、「太陽系物語」シリーズの1作目であることも明かされているため、シリーズを大事に育てていく姿勢が伺える。

ちなみに、公式からはプレイ指南も公開されている。一部の不具合への対策も掲載されているため、一読しておくといいだろう。

『機動戦艦ガンドッグ 太陽系物語(Stories from Sol The Gun Dog)』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/PS4向けに税込1999円で配信中。リリース記念として、2月27日まで10%オフの税込1799円にてセール中だ。

Haruki Maeda
Haruki Maeda

3DアクションRPGと犬をこよなく愛するPCゲーマー。『フォールガイズ』のようなわちゃわちゃ系も大好きです。

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