人気デッキ構築サバイバルシム新作『Card Survival: Fantasy Forest』Steamにて2月28日配信へ。カードを集めて組み合わせ生き延びる

『Card Survival: Fantasy Forest』はカードを集めたり組み合わせたりして生きのびるサバイバルシミュレーションゲームである。本作では場所や素材などがすべてカードとなっている。

インディーゲームデベロッパーのWinterSpring Gamesは2月28日、『Card Survival: Fantasy Forest』の早期アクセス配信を開始する。対応プラットフォームはPC(Steam)。本稿執筆時点で日本語対応はされていない。

『Card Survival: Fantasy Forest』はカードを集めたり組み合わせたりして生きのびるサバイバルシミュレーションゲームである。本作では場所や素材などがすべてカードとなっている。プレイヤーはたった一人で世界に投げ出され、食料カードや道具カードを駆使して生きのびることを目指す。

本作はカードゲームというよりは、カードという形で表現されたサバイバルシミュだ。画面左には環境やプレイヤーの状態が、画面右には場所やアイテムのカードが表示されている。これらのカードを使ったり組み合わせたりして、新たなカードを手に入れるのがこのゲームの基本となる。

プレイヤーの状態として表示されている画面左部分のアイコンの数からわかるように、本作では非常に詳細にプレイヤーの状態をシミュレートしている。満腹度や水分はもちろんのこと、温度、便意、擦り傷や切り傷、病気や寄生虫、精神状態など、管理すべきものは多岐にわたる。早急に対処しなければならない項目は赤枠で囲まれて上部に優先的に表示されるため、慣れてしまえば何をすべきか迷うことはないだろう。

画面右部分のカードは操作領域である。上段が場所、中段が場に置かれているアイテム、下段が手持ちのアイテムだ。上段の一番左はプレイヤーの現在地となっており、その右にアクセスできる場所が続く。上のスクリーンショットの場合、現在地はMud Hut(泥の小屋)で、Exit(出口)を選べば外のエリアに移動、Fireplace(暖炉)やShelf(棚)などを選べば施設を使用できる。下段の手持ちのアイテムカードをShelfにドラッグすればShelfにアイテムを格納することもできるといった具合だ。

行動を決定すると内容に応じた時間が経過するシステムになっているため、考えている間に勝手に時間が過ぎることはない。自分の状態や場にあるカードとにらめっこして、次なる一手をどうするかじっくりと考えてプレイすることができるだろう。画面左の本と羽根ペンのアイコンはヘルプとなっているため、欲しいアイテムの入手法や未知のトラブルへの対処法が知りたいときはここを参照すれば良い。

本作は『Card Survival: Tropical Island』に続くCard Survivalシリーズの2作目である。前作は2022年9月にリリースされ、本稿執筆時点で約2500件のレビューのうち95%が好評とする「圧倒的好評」のステータスを獲得している。前作の序盤7日間だけをプレイすることができる体験版『Card Survival: Tropical Island – The First Days』は無料で入手することができるため、気になるなら先にこちらを試してみるのも良いだろう。

前作では南国の無人島が舞台であり、最終的には海に繰り出して生還するという結末を迎えることもできたが、本作『Fantasy Forest』ではどのように変化しているか注目すべきだろう。予告されている限りでは、農業・狩猟・畜産・料理・クラフト・建築・戦闘といったサバイバル要素に加え、薬草学や魔法といったファンタジー色の強い要素も存在しているようだ。トレーラーでは畑の作物に対して精霊魔法をかけている場面も確認できる。

『Card Survival: Fantasy Forest』はPC(Steam)向けに2025年2月28日に早期アクセス配信予定。価格は未定だが、製品版は早期アクセス版よりも値段が上がることが予告されている。現時点で日本語対応はしていないが、前作『Tropical Island』ではリリースから約1年半後の2024年2月10日に日本語対応しているので、のちのアップデートに期待しておこう。

Naoto Morooka
Naoto Morooka

1000時間まではチュートリアルと言われるようなゲームが大好物。言語学や神話も好きで、ゲームに独自の言語や神話が出てくると小躍りします。

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