平成東京・1本道ローグライクRPG『至れり尽くせリ』4月26日リリース予定。ヤンキーにギャルに押し売り店員、危険だらけの夜の街で起こるバトルと人間ドラマ
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株式会社アフィリティーによる石乃浦骨董店は2月12日、X(旧Twitter)上にて『至れり尽くせリ』の主な予定を公開した。同スケジュールによると、本作はNintendo Switch/PC(Steam)/iOS/Android向けに、4月26日リリース予定であるそうだ。
『至れり尽くせリ』は、2000年代・東京の夜の街で人間ドラマが繰り広げられるという、一次元ローグライクRPGである。本作の舞台は、2003年東京・上野の夜の街「仲間通り」だ。夜の街には、クセのある登場人物たちが多数登場。メインキャラクターの雄は、着メロ本やシルバーアクセなどを手に世間を渡っていく。2000年代の東京で、平成レトロな伝奇物語が描かれるそうだ。
平成レトロな夜の街の人間ドラマは、一次元ローグライクRPGとして表現される。プレイヤーはメインキャラクターである雄を操作し、1本道で進むか戻るかを決定。一定のターン数内にゴールへ到達し、ボスを撃破すれば次の章へ進行できる。ただし道を進んでいく中では、金をたかろうと迫ってくる夜遊び男子や、言葉の暴力を浴びせてくるギャルといった敵が出現する。本作でプレイヤーは、夜の街の住人との戦いを含めたランダムなイベントと向き合いながら、先へ進もうとするのだ。
スクリーンショットからはレベルやHP、金や意思といったステータスやリソースが確認できる。ストアページによると、本作ではリスク・リターンを見極める、ローグライクなゲームプレイが展開されるそうだ。
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本作は、石乃浦骨董店が手がけている。公式サイトによると石乃浦骨董店は、株式会社アフィリティーによるゲーム事業としてゲームを制作しているそうだ。過去作としては、『ヒュプノノーツ』シリーズや『カルドラシル』などをリリースしている。
代表作である『ヒュプノノーツ』は、2014年にスマートフォン向けに配信された、ストーリー重視のローグライク作品だ。同作では、ローグライクRPGとして表現された人生の困難を克服していくゲームプレイなどから人気を博し、後にNintendo Switch版やSteam版もリリース。Steam版のユーザーレビューでは、記事執筆時点で28件中92%の好評を獲得している。
本作『至れり尽くせリ』は、『ヒュプノノーツ』の表現手法を踏襲する完全新作とされている。ディレクション/ゲームデザイン/プログラムなどを並河岳史氏、シナリオをシナリオライターの薄倉氏が担当。『ヒュプノノーツ』のように、ゲームプレイ中のさまざまな要素を活用して、夜の街を舞台とした平成の人間ドラマが描かれるのだろう。また本作は2023年にSteamストアページが公開。イベントへの出展やリリース時期の変更などを経て、開発が進められてきた。
そんな本作であるが、今回X上にてCEROの審査結果が届いた旨を報告。あわせて今後の主な予定が公開され、4月26日に4プラットフォーム同時リリース予定であると明らかになった。審査も終えて、リリースに向けたスケジュールが本格的に固まってきたのだろう。
『至れり尽くせリ』は、Nintendo Switch/PC(Steam)/iOS/Android向けに4月26日リリース予定だ。また本作は、イベント「東京ゲームダンジョン7」の2日目(2月16日)に出展予定。東京ゲームダンジョン後には、出展者限定でテストプレイヤーの募集もおこなわれるそうだ。