大ヒット自然開拓スローライフ『Dinkum』アプデでついに日本語対応。最大6人プレイ対応、未開の島に町を築いて住民を呼び込む
![](https://automaton-media.com/wp-content/uploads/2025/02/dinkum-japanese-krafton-20250212-328089-header.jpg)
KRAFTONは2月12日、『Dinkum』のグローバルパブリッシング契約を締結したことを発表し、日本語を含む多言語対応のアップデートを実施した。本作はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。
『Dinkum』は、見下ろし型のサンドボックスゲームだ。舞台となるのはオーストラリアをモチーフにした未開の島。プレイヤーはテントを設営して広大な島に人を呼び寄せ、ユーカリの熱帯林や砂漠、湖畔などの大自然を開拓。そして町を建設し、農業・狩猟・釣り・採掘などを通して生活を営んでいくのだ。なお本作は、オンラインで最大6人までのマルチプレイにも対応する。
本作は2022年7月14日の早期アクセス配信開始直後から高い人気を博し、一時はピーク時の同時接続プレイヤー数が連日1万人を突破していた(SteamDB)。また開発者のJames Bendon氏によると、本作の販売本数はリリース後1か月で35万本を記録。現在では100万本の売上を突破するなど、個人ゲーム開発者のタイトルとしては大ヒット作品といえる。Steamユーザーレビューにおいても、本稿執筆時点で約1万8000件中94%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得している。
そんな本作について、今回KRAFTONがグローバルパブリッシング契約を締結したかたち。今回の契約により、それまで英語のみの対応となっていた本作は、日本語をはじめとした13の言語に追加で対応することとなった。あわせて『Dinkum』のスマホ向けスピンオフとなる『Dinkum Together』を含めた『Dinkum』IP全体のパブリッシング権利も獲得。KRAFTONは同シリーズのIPを通じて新たな市場を開拓し、IPのさらなる発展を目指すとしている。
![](https://automaton-media.com/wp-content/uploads/2025/02/dinkum-japanese-krafton-20250212-328089-001.jpg)
KRAFTONは、韓国の大手ゲーム会社だ。傘下には世界的な人気をもつバトルロイヤルシューター『PUBG: BATTLEGROUNDS』を手がけるPUBG Studiosや、海洋惑星サバイバル『サブノーティカ(Subnautica)』の開発元Unknown Worldsなど擁している。昨年には、Microsoftが閉鎖したTango Gameworksの事業を継承し、『Hi-Fi RUSH』のIPの権利を獲得している(関連記事)。
このTango Gameworksの事業継承にあたっては、商業的側面のメリットだけではなく、独創的なゲームをKRAFTONのラインナップに増やすことを目的としていたことが明かされている。Bendon氏による個人開発作品ながらも人気を博す『Dinkum』についてパブリッシング契約を結んだのも、そうした方針に沿った決定なのかもしれない。
いずれにせよ『Dinkum』が日本語に対応したことで、国内プレイヤー間の盛り上がりも注目されるところ。現在セールも実施中のため、興味のある人はこの機に購入しプレイしてみるのもいいだろう。
『Dinkum』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。なお本作はパブリッシング契約記念によって定価の20%オフとなる税込1640円で購入可能なセールが、2月19日午前11時まで実施されている。