車ぶっ壊し放題レースゲーム『Wreckfest 2』Steam向けに3月20日早期アクセス配信へ。物理演算エンジン再構築で“クラッシュのリアルさ”進化、車体ボコボコ過酷レース
パブリッシャーのTHQ Nordicは2月4日、『Wreckfest 2』の早期アクセス配信を現地時間の3月20日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。また配信時期は未定ながら、PS5/Xbox Series X|S版のリリースも予定されている。
『Wreckfest 2』は、車同士をぶつけあうフルコンタクトレースをモチーフとしたレースゲームだ。オンラインマルチプレイに対応予定で、ほかのプレイヤーおよびAIと最大24人でのレースが楽しめるという。本作ではプレイヤーは、車体を破損させつつレースの1位を目指したり、敵の車両の破壊を目指したりすることになる。
本作では物理演算にて、部品ごとにダメージのシミュレーションがおこなわれているとのこと。車体のひしゃげ方やパーツの損傷など、リアルなダメージ表現が描写されるそうだ。ジャンプ台や交差点などが用意され、対向車が行きかう“ぶっ飛んだ”コースにて、クラッシュ上等のレースを楽しめるそうである。
また本作に登場する車両はどれも傷だらけの錆び付いた姿で、ピカピカのスーパーカーなどではないという。そんな本作のマシンはカスタマイズすることができ、見た目を変えるだけでなくアーマーをつけるなど、ゲームプレイに影響を与える変更も可能。セッティング次第で、いろいろなプレイスタイルで遊ぶことができるようになるそうだ。
ゲームモードとしては、レーシングとダービーが用意。レーシングでは車体をぶつけ合いつつタイムを競い、1位でゴールすることを目指す。一方のダービーは破壊そのものが目的となり、敵の車体をスクラップにして生き残った者が勝者となるようだ。またゲームモードは早期アクセス期間を通じて追加していく予定であるという。
早期アクセス配信開始後の追加コンテンツとしては、ひとりのレーサーとなって選手権の優勝を目指すキャリアモードや、型破りな車両を運転するチャレンジモードなどが実装予定であるという。また新コースやカスタマイズ用のパーツ、SteamワークショップによるMod機能への対応なども追加予定とのこと。具体的なロードマップについては、まもなく公開予定だという。興味のある方はウィッシュリストに登録するなどして、公式ニュースをチェックしておくとよいだろう。
本作を手がけるBugbear Entertainmentはフィンランド・ヘルシンキに拠点を置くゲームスタジオだ。2000年に設立され、2018年よりTHQ Nordicの傘下に入っている。過去には本作の前作にあたる『Wreckfest』や、同ジャンルのダイナミック系レースゲーム『FlatOut』シリーズなど、さまざまなレースゲームを制作してきている。
前作の『Wreckfest』は2014年にSteamにて早期アクセス配信が開始され、2018年に正式リリースされた作品だ。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約2万8500件中87%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。クラッシュに焦点を当てたゲームコンセプトや、車体の破壊表現などが好評を得た。また車の挙動についても、リアルさを感じさせつつも操作しやすいとして評価する声が複数寄せられている。本作『Wreckfest 2』では前作の物理演算エンジンが再構築され、よりリアルな破壊表現が描かれるなど、全体的な品質が前作よりパワーアップしているそうだ。
『Wreckfest 2』はPC(Steam)向けに、現地時間の3月20日に早期アクセス配信予定だ。また配信時期は未定ながら、PS5/Xbox Series X|S版のリリースも予定されている。