コウモリ夜街探索パズル『Batography』、影絵風アートスタイルにみんな続々と癒される。満月になるまで街を探索、カメラでいろんな写真を撮影
個人ゲーム開発者のSporkTankことMartin Stradling氏は1月29日、『Batography』を無料プレイとして配信した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内表示は日本語に対応している。またitch.io向けにも、日本語非対応ながら配信されている。本作はSteam上でリリースされてからさっそく人気を博している。
『Batography』はパズルアドベンチャーゲームだ。主人公は好奇心旺盛なコウモリ。エルダーバットに勧められて満月を撮ろうとするも、撮影前に満月が欠けてしまう。再び月が満ちるまでの間、主人公のコウモリはあたりを歩き回って動物たちの住人と出会い、彼らの相談に乗ったり、お手伝いをしたりすることとなる。そして最後には、きれいな満月を写真に収めることを目指す。
住人の悩みなどを解決するにも、カメラを用いる。たとえば話を信じてくれない住人に対しては証拠として現場の写真を撮って見せると納得してくれる。そのほか記念写真を代わりに撮影してあげたりもする。
あちこちに移動するにあたっては、コウモリであることを活かしたアクションも存在。電柱を登ったり、電線を逆さまにぶら下がって歩いたり、滑空することも可能だ。またステージの中には月餅が登場する。直接クリアに関係するわけではないが、収集要素として集めてみるのもいいだろう。
『Batography』を手がけるMartin Stradling氏は、オーストラリア・メルボルンの個人ゲーム開発者だ。本作はもともとitch.ioにて2022年に開催されたGodot Wild Jamで公開された作品。その後実績などが追加され、2025年1月29日にSteam向けにもリリースされた。
Steamユーザーレビューとしては、本稿執筆時点で全58件と控えめなものの、そのすべてが好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。主に影絵風のアートスタイルがかわいらしいと高い評価を受けている。シンプルでカジュアルなパズルも、落ち着いた雰囲気を演出しており、魅了されるユーザーが散見される。またSteam版にて追加された実績要素をコンプリートする達成感もあるとして、各種要素が好評を博しているかたちだ。
なおStradling氏は、最新作としてひよこがワードパズルを解くアドベンチャー『Rita』を2025年にリリース予定。同作は3D世界を歩き回る作品ながら、かわいらしいキャラクターや落ち着いた雰囲気で繰り広げられるゲームプレイという持ち味は受け継がれているようで、こちらのリリースにも注目される。