“圧倒的に好評”特殊部隊突入シム『Door Kickers 2』Steamにて2月10日正式リリースへ。「続編級」の大型アプデを引っさげて、 作戦練り上げテロリスト掃討ゲームがさらにパワーアップ
デベロッパーのKillHouse Gamesは1月31日、『Door Kickers 2: Task Force North』(以下、Door Kickers 2)を現地時間の2月10日に正式リリースすると発表した。本作は現在PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。ゲーム内は日本語表示に対応している。
『Door Kickers 2』は見下ろし視点の戦術シミュレーションゲームだ。ソロプレイおよび最大4人協力プレイに対応している。舞台となるのは、中東をイメージした架空の国「ノウェラキ」だ。プレイヤーは特殊部隊の指揮官となって作戦を立案し、人質救出やテロリストの無力化など、さまざまな任務の達成を目指す。
本作では隊員一人一人に移動などの指示を出し、任務をこなしていくことになる。マップの地形は任務前から判明しているが、敵の配置は原則として不明。準備段階で移動ルートや突入タイミングなどを設定しつつ、任務中にも指示を出して不測の事態に対応していく。
装備としては銃器や防具のほか、フラッシュバンや暗視ゴーグル、壁を爆破できるブリーチングチャージといったガジェットも存在。正面からの撃ち合いでは隊員が負傷するリスクもあるが、こうした装備を活用し敵の不意をつくことで、クリーンな掃討が可能となるわけだ。
また本作の隊員は個性ある存在。能力値やクラスなどが設定されており、育成して鍛えていくことができる。部隊はアメリカ陸軍レンジャーのほか、CIAと現地民兵によるSWATの3種類が用意。それぞれ異なる装備やアビリティを利用することができる。自らの部隊を編成し、難関ミッションに挑んでいくのだ。
そんな本作は、Steamユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約7800件中95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。手強い難易度ながらも、計画を立てて任務をこなしていく、戦術的で緊張感のあるゲームプレイなどが好評を得ている。また前作経験者からも、基本システムを引き継ぎつつ、装備の種類や指示の細かさなどさまざまな点が前作よりパワーアップしているとして、評価する声が寄せられている。
『Door Kickers 2』は2020年よりSteamにて早期アクセス配信が開始され、定期的に大型アップデートが実施。新マップや新装備などが追加されてきたほか、ゲームバランスの調整などがおこなわれてきた。しかし2023年ごろより、正式リリースに向けた開発の集中体制に移行。2023年9月のアプデを最後に、しばらく更新が控えられた状態となっていた。そうして開発されてきた本作の正式リリースの日程が、ついに発表されたかたちである。
バージョン1.0では、まずキャンペーンモードが追加される。開発元によるとキャンペーンモードの任務は概して高難度であるため、育成済みの部隊で臨むのが推奨されるとのこと。そんなキャンペーンには2種類のタイプが存在。一方のOperationでは手作りでデザインされたマップを舞台に、連続して展開される任務をこなしていくことになるという。そしてもう一方のTour of Dutyは、ランダム生成される任務をこなす、終わりのないモードになるとのこと。キャンペーンモードをプレイするとBattle Honorsと呼ばれる新たなゲーム内通貨が手に入り、隊員の強化や新装備のアンロックに使用できるそうだ。
また部隊全体の強化要素としてドクトリンが正式に実装。アンロックしたドクトリンに応じてボーナスが受けとれるほか、銃をフルオートで射撃するか単発ずつ撃つかなど、部隊全体の行動を設定することが可能となる。そのほかにも新たな敵や装備など、さまざまな要素が追加される予定とのこと。集中して作ってきたかいがあり、“続編級”の追加要素が実装予定となっているそうだ。アップデートの詳細についてはSteamの本作公式ニュース(英語)を参照してほしい。
『Door Kickers 2: Task Force North』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。現地時間の2月10日に正式リリース予定だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。