協力2人プレイ対応・絵の具ぶちまけパズルFPS『Dreampainters』Steam向けに発表。『Portal』などの影響を受ける、発想力自由なギミック攻略ゲーム

Frozen Districtは1月30日、『Dreampainters』を発表した。不思議な絵の具を塗りたくって攻略する一人称視点のパズルゲームであり、『Portal』などの影響を受けているという。

パブリッシャーのFrozen Districtは1月30日、『Dreampainters』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。

『Dreampainters』は一人称視点のパズルゲームだ。ソロプレイおよび2人協力プレイに対応予定。本作の舞台となるのは、とある画家の夢のなかの世界だ。売れない画家である主人公は、科学者に夢を監視されながら眠るという、奇妙な仕事の求人広告を見つける。プレイヤーは夢のなかで色を塗りつつ、不思議な世界を探索していくことになる。


本作の夢の世界はモノクロで、ほとんど色彩が存在していない様子。一方主人公は絵の具を発射できる絵筆を持っており、壁や床などを自由に塗ることができる。色にはそれぞれ特別な力があり、たとえば黄色に塗った面は物を跳ね返すようになり、赤く塗られた面は触れた物を加速させるようになるという。夢の世界をカラフルに塗りつつ、絵の具の力を活用して仕掛けを解いていくことになるようだ。パズルの解法はひとつではなく、発想次第でいろいろなクリア方法が用意されるという。

また夢のなかには主人公の記憶が存在。プレイヤーは記憶のなかのどの要素が夢に影響を与えるかを選ぶことで、夢の世界をカスタマイズすることができるという。詳細は不明だが、主人公の過去などを交えた選択要素が用意されるようだ。プレイヤーの選択次第で、ステージ構成などが変化していくのかもしれない。

さらに夢の中でさまよううちに、主人公は頭の中で声が聞こえるようになり、しかも声は徐々に大きくなっていくとのこと。トレイラー映像では、彫像が主人公に「奴らの言うことは信じるな」と話しかけているシーンが存在している。眠るだけという奇妙な仕事に隠された謎や、科学者らの真の狙いなどをめぐるストーリーが展開されるのだろう。

本作を手がけるStability Gamesはポーランド・クラクフに拠点を置くゲームスタジオだ。『ハウスフリッパー2』でゲームディレクターを務めたJakub Xibuk Bujas氏が、一年ほど前に開発元のFrozen Districtより独立して設立したスタジオだという。Xibuk氏は一人称視点のパズルゲームの熱心なファンで、本作の制作にあたっては『Portal』『Superliminal』『Viewfinder』といった作品からインスピレーションを得ているとのこと。Stability Gamesとしてゲームをリリースするのは本作『Dreampainters』が初めてになるそうだ。

『Dreampainters』はPC(Steam)向けに配信予定だ。配信日時は現時点で未定。ストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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