改造少女・終末ハクスラアクション『Wanderdawn』Steamにてお披露目。世界を覆うほど巨大な敵「世界級」などと対峙する、霊力機動バトル
サークルHorousamatoluneは1月28日、『Wanderdawn』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けにリリース予定。CAMPFIREでのクラウドファンディングもキャンペーンも実施中となっている。
『Wanderdawn』は、機械の姉と幽霊の妹が崩壊した世界で化け物たちに立ち向かう、ハクスラアクションゲームである。本作の舞台は、原因不明の災害により崩壊し、生み出された不思議な世界。人々の記憶から生まれた幻想的な世界には、霊体で構成された怪物スイレイや、管理者不在により暴走した機械、世界級と呼ばれる巨大な化け物などが徘徊しているという。
本作の登場人物である少女アネモネ・スペクトラは、かつて幸せな家庭で暮らしていた。しかし彼女の人生は、突然の事故により終了。時が経ち目を覚ますと、アネモネは幽霊へと改造されており、再会した姉ヴィアキスも機械仕掛けの姿になっていた。2人は元の姿に戻るため冒険を開始。奇妙な世界をさまよい怪物たちに挑む、崩壊した世界での機械と幽霊になった姉妹の戦いが繰り広げられる。
2人は誰かの魂や忘れたもので構成された霊力ウェポンや、霊力で動く霊力デバイスを使って、記憶で生み出された世界を探索する。2人が町から町へ旅していく中では、霊体のスイレイや暴走した機械、巨大な世界級などが襲いかかってくる。緊急回避やワイヤーの発射、ロボットへの搭乗など、さまざまなスキルが使える霊力デバイスを駆使して、終末世界で強敵と戦うのだ。
ゲームプレイとしては、本作では装備と装備を入手する喜びに重点が置かれているという。各武器には排熱や変形機構、ロウソクに火を灯すといったギミックが搭載。それぞれ個性のある武器や防具を入手し、装備を変更しながら旅をしていくのだろう。また本作では、街から出る際に選ぶルートによって、敵や道中の安全性が変わるという。隠された武器が見つかるルートや、残留思念によって不思議な場所や懐かしい場所へ飛ばされるケースもあるそうだ。想定プレイ時間は最短で11時間、通常プレイで20時間以上。開発者ホロウサ氏による不思議な世界やアートも特徴だろう。
本作を手がけているHorousamatoluneは、ホロウサ氏によるサークルだ。同氏の過去作としては『ネコノイア』や、「VRChat」用のオリジナル3Dモデルなどをリリースしてきた。本作『Wanderdawn』は、同氏が5年以上制作している作品だ。自分のイラストをゲームの中で動かしてみたいと考え、自分のアート表現のために理想のゲーム制作をスタート。開発資金のためにスマホゲーム制作やVRChat用アバターの制作をおこないながら、開発が進められてきたそうだ。
また本作では同氏のPCが故障したことをきっかけに、1月25日からPC新調などのためのクラウドファンディングキャンペーンが実施中だ。記事執筆時点では目標額100万円に対して、112人の支援者により約151万円集まっており、すでに目標を達成している。なおリターンとしては、3500円以上でSteamキー、8000円以上でβテスト参加権やアートブック、リターンスキンなどが用意されている。
『Wanderdawn』はPC(Steam)向けに、2026年末リリースを目指して開発中だ。また本作は、2025年2月に開催される「東京ゲームダンジョン7」へ出展予定。会場ではアクション部分が体験できるそうだ。