過酷時代アドベンチャー『飢えた子羊』、なんと販売本数100万本突破。Steamで「圧倒的に好評」の話題作、Nintendo Switch版も鋭意開発中
パブリッシャーの2P Gamesは、『飢えた子羊』の累計販売本数が100万本を突破したことを発表した。本作は2024年4月にリリースされた作品で、発売から約1カ月後には累計販売本数23万4000本に到達(関連記事)。高評価を受けてジワ売れ状態が続いていたが、2024年10月に日本語吹き替えに対応したのも売上を伸ばした理由の1つだろう(関連記事)。
本作の評価は極めて高く、現時点でSteamには約4万件のユーザーレビューが寄せられており、その96%が好評とする「圧倒的に好評」の評価を獲得している。
『飢えた子羊』は、盗賊の主人公「良」と人買いに買われてしまった少女たちの旅路を描くアドベンチャーゲームだ。本作の舞台は1632年の明朝末期の中国。国内外で戦が巻き起こっているだけでも大変なのに、飢饉によって人々は極限まで追い詰められていた。盗賊の主人公は4人の少女を洛陽の領主に届ける依頼を請け負うが、その道中で少女のひとりである満穗(CV:釘宮理恵)から家族を失った復讐に協力するように持ちかけられる。
生来は悪人とは言い切れない主人公と、大人を手球に取るような不思議な魅力を持つヒロインとの関係性は旅を続けることで育まれていく。人の命が軽い過酷な時代を舞台にしているが、胸に秘めた過去と向き合って生きていこうとするところを2人は応援したくなる。キャラクターの生きてきた過去が次第に明かされていくので、ストーリー展開もクリアまで気になること請け合いだろう。
『飢えた子羊』はPC(Steam)向けに配信中。価格は1200円(税込)となっている。以前から発表済みのNintendo Switch版については、現在鋭意開発中であることも明らかにされた。Nintendo Switch版の具体的な発売時期については、続報に期待したい。弊誌は、ストーリークリアまでプレイしたネタバレなしのコラムを掲載中。そちらもぜひ読んでほしい。