“マニア向けショップ経営”アドベンチャー『雪町ギーク店』発表。健全マニアショップから違法商品ブラックマーケットまで、あなたは何を売って誰と話すか

perelesoqは1月22日、『雪町ギーク店』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲームは日本語に対応する見込み。本作は雪の降る街の小さなお店を舞台として、自由な選択によって店を経営するシミュレーション・アドベンチャーだ。

デベロッパーのperelesoqは1月22日、『雪町ギーク店(Snow Town Geek Store)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページによると本作は日本語に対応するようだ。

『雪町ギーク店』はシミュレーション形式のアドベンチャーゲームだ。舞台となるのは2000年代。雪降り積もる小さな街の店が舞台となる。プレイヤーは母親の旅行資金を稼ぐために店で働くことになったケビンとして、店を切り盛りしていく。

店ではスナックやゲームソフト、ファングッズを売ることができる。ギークショップと言われる、いわゆるマニア向けショップを経営するわけだ。商品の仕入れにあたっては、プレイヤーの自由が決めることができ、ブラックマーケット由来の違法な商品を仕入れることも可能だ。

さらにトレイラーによれば、顧客とのやり取りにおいても選択する場面が訪れるようだ。たとえばポグと呼ばれるテーブルゲームで商品の代金を支払ってもらうか、それとも無償であげることになるのかという賭けが可能なようだ。ほかにも代金を本来より高く提示してお金を稼ごうとすることもできる模様。加えて店の外でいろいろな人物と会話ができる。どの登場人物と関係を深めるか、プレイヤーの選択次第によって描かれるストーリーも変わっていきそうだ。

また主人公の体調を管理する要素も存在しているようだ。寒さや空腹、休息が十分か、などといったステータスがあるとのことで、店で働きづめにならないよう、気を配る必要もあるのだろう。

本作を手がけるperelesoqは、ロシアのモスクワ在住のゲーム開発者、Artem Koblov氏によって2019年に設立されたインディーゲームスタジオだ。2023年には第二次世界大戦の戦禍に巻き込まれたヨーロッパの少女をテーマとしたアドベンチャー『Torn Away』をリリース。戦争を扱った悲劇的な物語や没入感のあるゲームプレイが高く評価され、本稿執筆時点ではSteamユーザーレビューにて500件中93%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。ストーリーテリングや演出面で高い評価を獲得しているスタジオの新作ということで、どういった物語が展開されていくかという点も気になるところだ。

『雪町ギーク店』はPC(Steam)向けに2025年リリース予定だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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