中世築城ストラテジー決定版『Stronghold Crusader: Definitive Edition』Steam向けに発表。砂漠のオアシスで籠城&攻城戦、人気シリーズ作品が追加要素ありで蘇る

FireFly Studiosは1月20日、『Stronghold Crusader: Definitive Edition』を発表した。7月15日にSteam向けにリリース予定で、日本語にも対応する見込み。

デベロッパーのFireFly Studiosは1月20日、『Stronghold Crusader: Definitive Edition』を発表し、7月15日に配信すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。

本作は2002年に発売された防衛リアルタイムストラテジーゲーム、『Stronghold Crusader』の拡張決定版だ。オリジナル版をベースにグラフィックや音楽などがリファインされ、追加要素も盛り込まれている。本作のモチーフとなっているのは、中世の十字軍である。中東の砂漠を舞台に、プレイヤーは築城をおこなって守りを固めつつ、敵の城を攻撃して破壊することを目指す。

ゲームプレイでは自分の城の周りに施設を建てて、木や石、食料といった資源を収集。城壁を建てて敵の攻撃を防ぎつつ、軍事ユニットを生産していく。マップ内には敵の城も存在しており、プレイヤー同様に築城や兵士の生産などをおこなっている。基本的には防衛施設で敵の攻撃をはねのけつつ自国の軍事力を強化し、こちらから侵攻して敵城を破壊することが目標となる。

本作は乾燥地帯が舞台ということで、畑にできる草地や、木を伐採できる林などが比較的少ない。狩猟や牧畜など、さまざまな手段を織り交ぜて食料を生産しつつ、農地に適したオアシスの周辺を確保するのだ。また本作では傭兵を雇うこともでき、資源がなくても金さえあれば、弓騎兵やアサシンの軍団を構築することも可能である。

ゲームモードとしては数十個用意されたミッションをクリアしていくクルセイダーモードのほか、史実をモチーフとした戦いが楽しめるヒストリカルキャンペーンなどが存在。またマルチプレイにも対応しており、最大8人での対戦プレイが可能である。またAI領主はリチャード獅子心王やサラディンなど多数のキャラクターが用意されており、それぞれ異なる兵種を好むなど、個性ある設定となっている。

拡張決定版である本作では、オリジナル版より複数の要素が追加されるという。2種類のキャンペーンが追加されるほか、協力プレイで楽しめる新たなスカーミッシュモードが実装。またラクダ騎兵など新たな兵種が8種類導入され、AI領主も「遊牧民」など4人のキャラが新たに登場するという。そのほかグラフィックやサウンドがリマスターされるなど、23年前のゲームを現代的にアップグレード。オリジナル版の開発者らによって磨き上げられているとのことだ。

本作を手がけるFirefly Studiosはイギリス・ロンドンに拠点を置くゲームスタジオだ。1999年に設立され、『Stronghold』シリーズを中心に多くの作品を手がけてきている。2023年には、シリーズ初代策の拡張決定版にあたる『Stronghold: Definitive Edition』をリリース。Steamユーザーレビューで「非常に好評」ステータスを獲得し、売り上げが50万本を突破したことが報告されるなど好評を得た。人気を博した初代作のリマスターに引き続き、シリーズ初期の人気作である『Stronghold Crusader』の拡張版が発表されたかたちである。

『Stronghold Crusader: Definitive Edition』はPC(Steam)向けに、7月15日に配信予定だ。ストアページの表記によるとゲーム内は日本語表示に対応予定。また現在Steamではデモ版が配信されており、そちらはすでに日本語表示に対応している。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

記事本文: 382