浮島オープンワールドサバイバル『Aloft』Steam盛況スタート。マルチ対応、風を受けて大空を往くのびのび冒険サンドボックス
デベロッパーのAstrolabe Interactiveは1月15日、『Aloft』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語に対応する。本作は一部課題が指摘されているものの、リリース間もなく多くのプレイヤーが集い、盛況となっている。
『Aloft』は、大空に浮かぶ島々を舞台にしたサンドボックス・サバイバルゲームだ。ソロプレイおよび最大8人でのオンライン協力プレイに対応。本作の世界の中心には永遠に吹き荒れるハリケーンが存在し、浮島はその風を受けながら周囲を漂っている。この島々の中には他の生命を侵食するクリーチャーも存在しており、プレイヤーは空を巡りつつ、このクリーチャーを倒したり解毒剤を作成したりすることで島の自然を守る。また浮島を巡るサバイバルでは、失われた知識を発見し、隠された過去の秘密も解き明かす冒険もできる。
Astrolabe Interactiveによれば『Aloft』は2021年より開発が進められていたという。その後2022年に本作デモがリリースされた。以降はマルチプレイモードや三人称視点モードなどといった種々の機能が追加。内容のブラッシュアップもおこなわれつつ、ついに1月16日に早期アクセス配信としてリリースされたわけだ。早期アクセス配信開始時点ではシングルプレイモードおよびマルチプレイモードが実装されており、3つのバイオームにて冒険を繰り広げられる。建築部品や装飾部品の総数は現時点でも数百種類用意されているとのこと。
本作はリリース間もなく多くのプレイヤーが集まっている。SteamDBを確認すると、早期アクセス配信開始日である1月15日にはピーク時で約3800人の同時接続プレイヤー数を記録。日本時間本日早朝には、4700人のプレイヤーが本作をプレイしており、盛況となっていることがうかがえる。
一方でSteamユーザーレビューでは不評を投じるものも散見され、全体としては本稿執筆時点で210件中79%が好評とする「やや好評」ステータス。ゲームプレイにおける全体的なパフォーマンスや、浮島の探索要素が少ない状態であることについて、指摘がところどころ寄せられている状況だ。とはいえ、島を“船”へと改造できるクラフト要素、大空を自由に移動できる本作の雰囲気は一定の評価を獲得。コンセプトや基本的なゲームシステムは、すでに好評を博している。
なおAstrolabe Interactiveは1月15日、本作に向けて今年のアップデート計画を示したロードマップを公開している。同ロードマップではUIやマップ、チュートリアルクエストの追加といったQoL方面のアップデートに加え、戦闘面や本作の特徴である、風を利用する建築や装備についての改善をしていくそうだ。さらに新規にバイオームや動物の繁殖/養蜂などの要素も追加していく予定とのこと。
またバグ修正、最適化についても継続的におこなっていくようで、今後の進化も期待したいところ。ちなみにバグを発見した際には、ゲーム内のバグ報告ツールや本作公式Discordサーバーでの報告が可能だ。Discordサーバーではプレイヤーとの交流も可能とのことで、利用してみるのもいいだろう。
『Aloft』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。