Nintendo Switch改造業者、日本国内で初の逮捕。自ら改造し、フリマアプリで「2万8000円」で販売した疑い
Nintendo Switchの基盤を改造して販売し、商標権を侵害した疑いで、茨城県の58歳の男性が逮捕されたことが報じられている。
Nintendo Switchの基盤を改造して販売し、商標権を侵害した疑いで、茨城県の58歳の男性が逮捕されたことが報じられている。Nintendo Switchの改造・販売を巡っては、日本国内で初の逮捕者になるという。一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会などが伝えている。
報道によると、高知県警に向けて2024年4月、不正に改造されたNintendo Switchが販売されているという情報提供があり、捜査が進められていたという。そして今回、茨城県の58歳の男性が商法権違反の疑いで逮捕されるに至った。男性はNintendo Switchに海賊版ゲームソフトを起動できるように改造を施し、Nintendo Switchの登録商標と類似の商標を付したまま販売譲渡して任天堂の商標権を侵害したと疑いがあるという。
高知県警によれば、男性は自らNintendo Switchを改造したうえでフリマアプリを用いて販売をおこなっていたとのこと。中古の正規品とほぼ変わらない2万8000円で販売されていたという(NHK)。警察の調べに対しては「改造機を販売すれば、どれくらいすごいという反響があるのか知りたいと興味を持った。小遣い稼ぎだった」と供述しているそうだ(テレビ高知)。
Nintendo Switchの改造業者や海賊版については、海外でも任天堂が厳然たる態度で民事訴訟を提起している状況がある。今回は日本国内で、初めてNintendo Switchの改造・販売業者が逮捕に至った格好だ。今後も国内外で同業者への追及の手が伸びていくことだろう。