天候を操り、崩壊した地球を再生させるVRパズル『Symphony of the Machine』が2017年の発売に向けて開発中
オーストラリアのデベロッパーStirfire Studiosは、VR専用のパズルゲーム『Symphony of the Machine』を2017会計年度Q1にリリースすると発表した。対象プラットフォームはPlayStation VRおよびHTC Viveとなっている。
『Symphony of the Machine』は、崩壊した世界を舞台とするポスト・アポカリプスをテーマにした作品である。主人公は荒野と化した地球を旅する中で、ひときわ目立っている奇妙な塔へと向かう。その塔は、日光を操作したり暴風雨を生み出したりすることができる、天候を操作する場所だった。プレイヤーは塔の中で地域の荒廃した状況を見渡しながら、さまざまな天候を切り替えることで自然を再生させていく。ポスト・アポカリプスモノではあるものの『Fallout 4』のような殺伐さはない。本作は2016年1月のGlobal Game Jamにて生み出されたタイトルだが、開発チームは本作を「ガンジーの精神のゲーム」と説明している。非暴力のゲームであり、争いは倫理的に解決していくゲームプレイにしているという。
開発中の画面写真では、塔の内部に様々な植物がサンプルとして置かれている。荒廃した地域を再生させるためにどのような天候を選んでいくかのヒントになっているようだ。自然を再生させていくパズルをメインに、世界がどうして崩壊したのか、そしてこの塔の存在は何なのかといったストーリが徐々に判明していく構成である。
片手で遊べるように”というシンプルな操作性も開発の目標に掲げている
現在発表されているテスターの映像では、VRコントローラーを模したアタッチメントを利用しながら、様々なオブジェクトを操り天候を変える様子などがうかがえる。どのようなパズルがプレイヤーに提示されるのかは、これから明らかになる模様だ。
開発はオーストラリアのスタジオであるStirfire Studios。2010年に立ち上げられた新興のスタジオだが、ビデオゲームの開発と同時にパブリッシングやプロジェクトのサポート、トラブルに対応するコンサルティングも行っている。これまでに3本のゲームを手掛けており、本作はStirfire Studiosにとって4作目のタイトルとなる。
『Symphony of the Machine』はHTC Viveのほか、PlayStation VRにも対応する予定だ。