怪しげ研究所侵入FPS『DEFICIT』Steam向けに発表。フリーランススパイが秘密のラボに潜入、ステルス良し、殴り合い・大爆破も良しの潜入任務

ITEM42は1月10日、『DEFICIT』をSteam向けに発表した。本作はスパイとなって任務を遂行する、シングルプレイ用のFPSだ。

デベロッパーのITEM42は1月10日、『DEFICIT』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。

『DEFICIT』はシングルプレイ用のFPSだ。本作の主人公は、フリーランスの企業スパイである。身元不明のクライアントより依頼を受けた主人公は、兵士やメカが強固に防護している謎の研究所「Hadrian’s Wall」に潜入する。任務内容は「Interpolator」と呼ばれるなにかを盗み出し、無事に脱出することだ。

本作の舞台となる研究所は巨大な建造物で、進行ルートは複数用意されているとのこと。いわゆるイマーシブシム作品のようなスタイルの作品となるようで、さまざまな方法で障害を突破していけるようだ。ステルス重視で潜入するか、爆発物を使って派手に行くかはプレイヤー次第だという。

また戦闘は近接戦を重視したものになるとのこと。ピストルやサブマシンガンといった銃器のほか、ハンマーやスクリュードライバー、ペンキ缶やレンガなど、さまざまなものを武器として戦うことになるという。また研究所の防衛装置をハッキングし、敵に向けて使うこともできるようだ。周囲の環境を活かした、クリエイティブでカオスな戦いが楽しめるそうだ。

そのほか公開された映像では、警備兵やUAVなどのメカといった敵のほか、クリーチャーのような存在が登場することが確認できる。また研究所では「Project Sidereal」と呼ばれる謎の計画が進められているそうで、所内には異空間につながるワームホールも存在しているという。任務を進めつつ、研究内容や任務目標である「Interpolator」の正体などを解き明かしていくことになるのかもしれない。

本作を手がけるITEM42はイギリス・ブライトンに拠点を置くゲームスタジオだ。兄弟であるというRegan Ware氏とBret Ware氏がふたりで運営し、ゲーム開発をおこなっているとのこと。同スタジオは過去に4人協力プレイ可能なFPS『PERISH』を制作。Steamユーザーレビューで約340件中70%が好評とする「やや好評」ステータスを獲得している。マルチ対応のFPSを開発したITEM42より、今度はシングルプレイ専用のFPSが打ち出されるかたちだ。ちなみに本作『DEFICIT』の制作にあたっては、『F.E.A.R.』『CONDEMNED PSYCHO CRIME』といった2000年代中期のFPS作品より影響を受けているとのことである。

『DEFICIT』はPC(Steam)向けに配信予定だ。配信時期は未定。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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