麻雀ローグライク『Aotenjo: Infinite Hands』Steamにて1月20日早期アクセス配信開始へ。牌を選んで役作り、青天井スコアを目指す『Balatro』フォロワーゲーム

XO Catは1月10日、Steam向けにリリース予定の『Aotenjo: Infinite Hands』について、1月20日に早期アクセス配信を開始すると発表した。本作は『Balatro』から影響を受けたという、デッキ構築ローグライクゲームだ。

デベロッパーのXO Catは1月10日、『Aotenjo: Infinite Hands』について、1月20日に早期アクセス配信を開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲームは日本語表示に対応する。

本作は、デッキ構築ローグライクゲームだ。麻雀の役を作りながらスコアを獲得し、各ステージの突破を目指すことが目的となる。『幸運の大家様』や『Monster Train』『Slay the Spire』などのほか、スコアペースのゲームプレイについては特に『Balatro』から影響を受けているという。

本作でプレイヤーは、デッキから引いた麻雀牌の中から任意の牌を選択。ターンごとに1つの面子(メンツ)と1つの雀頭を選んでいく。ここで面子とは、1・2・3のように数字が順に並ぶ順子(シュンツ)や、5・5・5といった同じ数牌もしくは字牌を3つ揃えた刻子(コーツ)、あるいは4つ揃える槓子(カンツ)のことだ。雀頭は、同じ牌2つの組み合わせである。

そして4つの面子と1つの雀頭による役を作り、ステージの目標スコア以上を稼ぐことを目指す。適当な牌がない場合は、回数制限はあるものの、不要な牌を捨てつつデッキから新たな牌を引くこともできる。なおスコア計算においては、最終的に出来た役の点数で計算されるのではなく、役を作っていく過程で加算されていくものとなっている。ちなみに七対子や国士無双など、4面子1雀頭の形を取らない役を作ることも可能だ。

具体的なスコアシステムとしては、それぞれの牌に設定された基本スコアが存在している。その基本スコアの合計に、選択した牌の組み合わせによって算出される倍率がかかることで、スコアとして計算される。この流れを繰り返すこととなる。

またステージをクリアした際には、報酬を消費して、ランダムに提示された遺物やアイテムなどを購入できる。遺物は基本スコアや倍率を増加させる効果があり、アイテムは消費することで牌をパワーアップしたり、内容を変えたりすることができる。遺物のコンボを狙ったり、高い役が揃えられるようにアイテムを使用したりして、高いスコアを叩き出せるようにするのだ。

本作は2024年8月に体験版が配信され、一時は同時接続プレイヤー数が1000人以上にのぼるといった盛りあがりも見せていた(SteamDB)。体験版でのフィードバックをもとに、新たな牌やボスの追加、UIのリニューアルなどがおこなわれ、ブラッシュアップされた本作が今回、1月20日に早期アクセス配信として登場するかたちだ。早期アクセス配信では麻雀牌が6セット、100種以上の役と180個以上の遺物が登場。難易度設定も可能になり、やりごたえのあるゲームプレイも期待できそうだ。

なお本作の早期アクセス配信期間は少なくとも1年を予定。正式リリースまでには、16種の麻雀牌など、各種要素の追加を見込んでいる。公式ニュースハブでは2025年内のロードマップも公開されており、ワークショップへの対応が告知。パズルモードなども実装される予定とのことで、続々とコンテンツが追加、充実していくものと見える。

『Aotenjo: Infinite Hands』はPC(Steam)向けに1月20日早期アクセス配信開始予定だ。

【UPDATE 2025/1/11 10:20】
タイトルの早期アクセス配信開始日の日付を修正

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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