手紙のぞき見タイピングホラー『DEAD LETTER DEPT.』Steam向けに1月31日配信へ。単純作業のはずがいつの間にか奇妙な出来事に巻き込まれる、マルチエンド恐怖体験
デベロッパーのBelief Engineは1月9日、『DEAD LETTER DEPT.』を1月30日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ストアページの表記によると、日本での配信は時差の関係で1月31日になるようだ。
『DEAD LETTER DEPT.』はタイピング・ホラーゲームだ。大都市に引っ越してきた主人公は、郵便物のデータ入力の仕事に就く。コンピューターの自動読み取り機能で読み込めない、乱れた筆跡の宛先や文章を手動で入力するのが業務である。日々出勤し、モニターに表示される文字をとにかく打ち込む主人公は、やがて画面のなかの文章が自分に語り掛けてくるような奇妙な感覚に陥っていく。
ゲームプレイでは、ゲーム内のPCモニターに表示される文章をキー入力していく。文章は手紙や封筒の画像として表示。紙が破れていたり、あるいは手書きの汚い字であったりと、いずれも読み取りづらいものになっている。ズーム機能やPCによる自動補完機能などを駆使して解読しつつ、正しいデータを入力していくのだ。
そうして入力を続けていると、ときに奇妙な郵便物が表示される。たとえば何らかの事件について断片的に語るものや、支離滅裂な内容で主人公に語りかけるものなど、その内容はさまざまだ。それでもデータ入力を続ける主人公の周囲は徐々に現実感を失っていき、やがてプレイヤー自身も恐怖体験に巻き込まれることになる。
そんな本作は、一周が2時間ほどで終わるマルチプレイ作品になるとのこと。プレイごとに現れる郵便物が変わるため、何度でも楽しめる作品となるそうだ。また郵便物は無数の種類が用意されており、プレイするたびにさまざまな他人の生活を覗き見できるとのことである。
本作を手がけるBelief Engineは、アメリカ・ワシントン州に拠点を置くゲームスタジオだ。ゲーム開発者のMike Monroe氏とScott McKie氏がふたりで運営しているという。McKie氏は大学生時代に、米国郵政公社で実際にデータ入力の仕事をしていた経験があるとのこと。同氏が夜勤中に体験した奇妙な出来事などが、本作のインスピレーションの元になっているそうだ。またMonroe氏はUndead LabsやOculusなどで働いた経験をもつゲーム業界のベテランで、本作の開発は主にMonroe氏が手がけているとのことである。
『DEAD LETTER DEPT.』はPC(Steam)向けに、1月31日に配信予定だ。また現在デモ版が無料配信されている。