人類の冷凍睡眠管理ゲーム『FREEZIA』Steam向けに正式発表、2025年夏配信へ。凍死事故が起こらないようにせっせと温度管理、人類の行く末を見届ける
株式会社room6は1月10日、『FREEZIA』のSteamストアページを公開し、2025年夏に発売すると発表した。本作はプロトタイプ版がitch.ioにて2024年5月より配信されているタイトルで、完全版としてSteam版が発売される格好だ。
本作は、冷凍睡眠管理パズルアクションゲームだ。舞台となるのは地球環境が危機に瀕した世界で、環境再生のためには人類が永い眠りにつく必要があるという。プレイヤーはフリージアと名付けられた人工知能として、協力者の力を借りながら冷凍睡眠ポッドを管理。人々に安寧と救済をもたらすこととなる。
本作は冷凍睡眠管理パートと、アドベンチャーパートの2つを行き来しながら描かれていく。冷凍睡眠管理パートでは、3つの冷凍睡眠ポッドの温度を管理することとなる。それぞれの冷凍睡眠ポッドには温度を示す目盛りがついており、これらの目盛りを画面中央のラインに揃えることで冷凍睡眠ポッドの温度が「安定化」。この安定化を短い制限時間のなかで繰り返すことになり、指定タイム以内に冷凍睡眠ポッドを安定化できないと、凍死など大変な事故にも繋がりうる。
そしてアドベンチャーパートでは、フリージアを神のように崇める人間や、冷凍予定の気さくなクルーなど、フリージアを取り巻くさまざまな人々の思惑が描かれる。青と白を基調とするピクセルアートや、全編オルゴール調のサウンドで彩られた物語も持ち味だろう。
本作はプロトタイプ版が2024年5月にitch.io向けに、ユーザーが値段を決めるName your own price方式で配信されていた。そして今回本作のSteam版が正式発表され、ストアページが公開。2025年夏に有料配信されることが告知された。Steam版ではクリア後の特典モードとして、徐々にテンポが速くなるタイマーに合わせて冷凍睡眠ポッドを管理していく「エンドレスモード」と、指定された数の冷凍睡眠ポッドをいかに素早く安定化させるかを競う「タイムアタックモード」が実装。また全体のゲームレベル見直しやストーリー演出の追加、英語・簡体字・繁体字版の収録などがおこなわれているそうだ。
本作を手がけるのはSassan03氏。VODKAdemo?にて、2023年4月より早期アクセス配信中のゲーム『MINDHACK』のサブシナリオ/広報を担当している人物だ。今回同氏が個人開発する『FREEZIA』は、もともとroom6の社内ゲームジャムの際に制作した作品だという。ブラッシュアップや新要素追加がおこなわれ、完全版としてSteam向けに展開されるかたちだ。
『FREEZIA』はPC(Steam)向けに2025年夏に有料配信予定。またitch.ioではName your own price方式でプロトタイプ版が配信中だ。