チラズアート新作ホラーゲーム『呪われたデジカメ』正式発表、Steamにて来年1月10日発売へ。霊を写せるカメラから、新たなストーリーが描かれる

Chilla's Art(チラズアート)は12月21日、『呪われたデジカメ(Cursed Digicam)』のSteamストアページを公開した。本作はSteam向けに来年1月10日発売予定。本作では、霊を写せる特殊なカメラを中心として、話が繰り広げられるようだ。

国内のデベロッパーであるChilla’s Art(チラズアート)は12月21日、『呪われたデジカメ(Cursed Digicam)』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けに、2025年1月10日に発売予定。ストアページ上では、スクリーンショットや動画が公開されている。

『呪われたデジカメ』は、特殊なカメラを使って写真を撮影していく、チラズアートによるゲーム作品である。本作の主人公は、奇妙なウェブサイトから霊を写せる特殊なカメラを手に入れた人物だ。本作では、主人公が公園にいるところからゲームがスタート。主人公のもつカメラで写真を撮っていった先で、何かが起こるようだ。

動画内には、曇り空に覆われた薄暗い公園や錆びついたジャングルジム、鳴り続ける公衆電話など、恐怖を予感させるシーンが登場。デジカメで撮影しているかのような画像では、謎の被り物をした人物の姿も確認できる。詳細は不明であるものの、本作ではデジカメで撮影していく中で、何らかの恐怖が描かれるのだろう。

ストアページによると、本作ではプレイヤーがカメラを操作する仕組みが導入されているようだ。具体的にはカメラを構えて写真を撮り、撮った写真を確認できる。プレイヤーが特殊なカメラで写真を撮影することで、ゲームプレイが進んでいくのだろう。また本作では決められた1種類のエンディングが存在。薄暗い公園や公衆トイレの様子が、リアルなグラフィックで表現されている点も特徴だろう。

本作を手がけているチラズアートは、兄弟でホラーゲームを制作しているというデベロッパーだ。過去作としては『赤マント』や『夜勤事件』、『閉店事件』など多数の短編ホラー作品を配信中。ゲーム実況などでも広く扱われ、メディアミックスもおこなわれるなど、注目を浴びてきた。2024年8月にリリースされた『地獄銭湯 Restored Edition』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー708件中91%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。同作は不具合によって販売中止となった『地獄銭湯』リメイク版であるが、グラフィックを含めてパワーアップした内容が評価につながっていた。

本作『呪われたデジカメ』は、11月末にPatreonの支援者向けに発表。今回Steamストアページの公開と共に、発売日も告知されている。また本作は、チラズアートにとって初のUnreal Engine 5製の作品になるという。チラズアートはこれまで、ゲームエンジンにUnityを採用してゲームを制作してきた。今回ゲームエンジンがUE5になったことで、従来の作品とは異なった方向性の表現も見られるかもしれない。

『呪われたデジカメ』は、PC(Steam)向けに2025年1月10日発売予定だ。またPatreonでは、支援者向けにベータ版の公開が開始されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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