オープンワールド・傭兵生活ローグライク『Stoneshard』待望の大型アプデが「史上最大級」でプレイヤー殺到中。空腹を満たし正気を保つ過酷サバイバル冒険、がっつり刷新
パブリッシャーのHypeTrain Digitalは12月17日、Ink Stains Gamesが手がける『Stoneshard』に向けて大型アップデート「Rags to Riches」の配信を開始した。同アップデートは本作史上最大と謳われており、これを受けてプレイヤー数も大幅に増える賑わいを見せている。
『Stoneshard』はオープンワールド・ローグライクRPGだ。PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに早期アクセス配信中。本作ではプレイヤーは一介の傭兵として、過酷なダークファンタジー世界を冒険していくことになる。
本作の世界はプレイヤーが一歩動くと周りも一回行動する、ターン制のシステムとなっている。プレイヤーはマップを一マスずつ移動し、街や野外、自動生成されるダンジョンなどを探索していく。本作には空腹度や喉の渇き、正気度といったパラメータが用意されており、減少するとさまざまな悪影響が発生。最終的に死に至る。また戦って負傷すれば、部位ごとに包帯や添え木といったアイテムで治療する必要もある。食料や水を確保しつつ、依頼をこなしたりして金策に励み、過酷な時代を生き延びるのだ。
装備やスキルはそれぞれ数百種類用意されており、主人公を好きなスタイルで強化していくことが可能。レアリティの高い装備を探しつつビルドを構築していくことになる。一方、本作の主人公は特別な存在ではないとされており、登場する敵たちはかなり強力。また本作では原則、セーブは睡眠時にしかおこなうことができない。戦闘時は最後に眠ったところまで戻されるリスクを背負いつつ、強敵に挑んでいくことになる。
本作は2020年2月に早期アクセス配信が開始されている。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約2万6000件中73%が好評とする「やや好評」ステータスを獲得。リアルさが演出されたシステムや世界観、ドット絵を活用したグラフィックなどが好評を得ている。一方で、シビアなゲームバランスには賛否も存在。やり応えがあり楽しいとする意見のかたわら、特に序盤が難しすぎるという声も。そのほか、アップデートの頻度が少ないとして不満を示しているレビューも散見される。
今回、そんな『Stoneshard』に向けて大型アップデート「Rags to Riches」が配信された。同アプデは本作史上最大と謳われており、多くの追加や変更がおこなわれている。まず同アプデでは、キャラバンシステムが正式に実装。非戦闘要員の仲間を3人まで連れ、馬車を利用して旅できるようになった。仲間はそれぞれ特殊なスキルをもっており、イベントや会話時などに役立つという。また馬車は飼料を消費することで、ファストトラベルをおこなうこともできるそうだ。
さらに、ダンジョンの構造が根本から見直し。これまでの小さな部屋と通路がつながってできた構成が変更され、巨大なホールが代わりに登場するようになったそうだ。また経済において需要と供給システムが導入され、商品の価格が流動的に変化するようになった。そのほかにも装備やロケーション、依頼の種類の追加や、広範なシステムの調整などがおこなわれている。アップデートの詳細は公式パッチノート(英語)を参照してほしい。
また同アプデを受けて、本作の同時接続プレイヤー数は大きく上昇。平常時には500人程度で推移していたところ、直近のピークで約6700人を記録している(SteamDB)。本作は早期アクセス配信直後には1万人超という数字を記録していたものの、先述の通りアップデート頻度が少ないといった不満も寄せられ、2022年ごろからは1000人を切る水準で推移していた。ファン待望の大型アップデートが配信されたことで、一気に賑わいを取り戻しているかたちだろう。
なお本作は日本語表示に対応しているが、開発元によると今回のアップデートでは多くの要素を実装したため他言語への翻訳が追いついておらず、英語以外の言語では古いバージョンのテキストが表示される可能性があるという。不適切なテキストには今後のパッチで対応する予定とのことだ。
『Stoneshard』はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに早期アクセス配信中だ。また現在各ストアではセールがおこなわれており、Steamでは定価の30%オフとなる税込1749円で購入可能。