異形動物園ホラー『Zoochosis』大型アプデで「戦闘で死ぬ」システム実装。ボスの出現“予測不能化”や、寄生虫感染など緊張感アップ要素いろいろ

パブリッシャーのPlayworksとデベロッパーのClapperheadsは12月20日、異形動物園ホラー『Zoochosis』に向けて「Update 4」を配信した。本アップデートでは戦闘システムが刷新され、プレイヤーの寄生や死亡状態が実装されたほか、モンスターの体力や行動が改善されたことによる難易度調整などがおこなわれている。

『Zoochosis』は、ボディカメラ風のホラーシミュレーションゲームだ。舞台となるのは夜の動物園。プレイヤーは動物園の夜勤スタッフとなり、園内の動物のお世話をすることとなる。動物の餌を選んで補充し、檻を掃除するといった通常業務のほかに、ミュータント化した動物を特定、ワクチンを作製し、動物たちを救っていく。本作のエンディングはプレイヤーの選択肢によって変化するため、動物たちとどのように触れ合っていくかがカギとなる。

このたび配信された、「Update 4」はプレイヤーの戦闘システムやモンスターたちの強さを調整するアップデートとなっている。まず戦闘システムが刷新されたことで、ミュータント戦闘時にはゲートが閉鎖され、プレイヤーが隔離されるように変更された。またミュータントのライフが増加し、ダメージが持続ダメージへと変更されたことで戦闘においての難易度が上昇したようだ。一方で武器となるダーツはダーツコンテナを用いて補充が可能になり、プレイヤー側に有利な調整もなされている。

またプレイヤーに体力の概念が追加され、「死亡システム」が実装された。本アップデートから、プレイヤーはミュータントとの戦闘において死亡するリスクも想定しながら、挑まなければならない。さらにプレイヤー自身も寄生生物の影響を受けるようになり、プレイヤーはPDAから寄生レベルを確認することが可能になった。プレイヤーの体力は寄生レベルに応じて低下してしまうため、自身の寄生レベルにも注意を向ける必要があるだろう。

Update 4では、モンスターの出現タイミングなどにも調整が加えられている。ミュータントの出現タイミングが刷新されたことで、ランダム性が向上したとのこと。ミュータントはプレイヤーが「もっとも予期しない」タイミングで攻撃をしかけてくるように調整されたかたちだ。またミュータントごとに特性が追加されたことで、ミュータントごとに一味違った戦闘を楽しめることだろう。さらに本アップデートからプレイヤーはミュータントを生かすか殺すかを選択できるようになり、生殺与奪の結果により物語も変化していくようだ。

公式発表によると本アップデートは新規システムを多数実装しているため、既存のセーブファイルでは問題が発生する可能性もあり、現在解消に向けて取り組まれているそうだ。現時点では新規セーブファイルでのプレイが推奨されており、新たに物語を始めて、刷新された戦闘システムを楽しむのもいいだろう。

『Zoochosis』は、PC（Steam）向けに配信中だ。