“殺された配信者”育成ローグライク『アイ・インターネット・マーダーマジック』Steamで来年1月14日配信へ。蘇らせた女性ストリーマーの人気を高めながら、連続殺人事件の真相に迫る

ゲーム開発者のRenka氏は12月11日、『アイ・インターネット・マーダーマジック』を2025年1月14日にリリースすると告知した。AI技術で復活させたストリーマーをマネージメントする、ローグライク育成ゲームである。

個人ゲーム開発者のRenka氏は12月11日、『アイ・インターネット・マーダーマジック』を2025年1月14日にリリースすると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。約1か月後のリリースとなる。

『アイ・インターネット・マーダーマジック』は、AI技術で復活させた配信者をマネージメントしながら連続殺人事件の真相に迫る、ローグライク育成ゲームである。本作の登場人物である少女は、かつて配信者として活動していた。しかしある時、連続殺人事件によって命を落とす。彼女は何らかの陰謀によって殺されたのだという。


本作でプレイヤーは、死んだ配信者のマネージャーとなり、AI技術によって彼女を復活させる。AIで蘇った配信者のマネージメントをしながら、陰謀の真相を追っていく。死んだ配信者にまつわる内容が、ローグライク育成ゲームとして繰り広げられる。

プレイヤーは配信者のマネージャーとして、AI技術で甦った少女をストリーマーとして活動させる。本作ではデータセットを操作することで、彼女を成長させていく。データセットには、それぞれ効果が設定されている。動画やスクリーンショットでは、動画の数に応じて動画のフォロー率が追加で上昇する「拡散bot」、高めのHLPをもつ代わりに20%の確率で配信しなくなる「猫」、特殊効果をもたない「配信者」が登場。それぞれ効果の設定されたデータセットを組み合わせると、彼女の能力を最大化させられるそうだ。

また配信活動では、インスピレーションで人々の気を引く必要がある。本作ではインターネット上以外に、彼女と共に現実の世界を歩き回れる。そうした中で出会った人や事件から、インスピレーションやヒントが獲得可能。さまざまなデータセットでさまざまなインスピレーションを生み出し、理想の配信者を作るのだという。本作ではデータセットやインスピレーションによってフォロワー数や視聴者数を集めながら、事件にも迫っていくのだろう。

本作は、個人ゲーム制作者のRenka氏が手がけている。同氏の過去作としては、『サンセット・ルート』『フラッシュバック』といった短編ローグライク作品をリリースしてきた。2024年5月にリリースされた前作『水星汐』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー137件中90%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。前作は、それまでの作品よりもボリュームのある内容となっており、プレイヤーからは過去作同様雰囲気や世界観などが評価されていた。

本作は2024年9月の発表を経て、制作が続けられてきた。発表時のRenka氏のポストによれば、これまでの作品よりもさらにクオリティを向上させ、ちょっと特別なテーマに挑戦した作品であるそうだ。

『アイ・インターネット・マーダーマジック』は、PC(Steam)向けに2025年1月14日リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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