最大6人マルチ対応・バーガー店シム『Fast Food Simulator』、本職も納得のリアル感あるお仕事体験に“店員”殺到中。「無給で心ゆくまで働けて嬉しい」という様子のおかしいプレイヤーも

No Ceiling Gamesは12月11日、『Fast Food Simulator』の早期アクセス配信をSteam向けに開始した。本作はハンバーガーショップの業務を体験できるシミュレーションゲームだが、さっそく“店員”が殺到しているようだ。

デベロッパーのNo Ceiling Gamesは12月11日、『Fast Food Simulator』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はさっそく多くのプレイヤーを集める好調なスタートを見せている。

『Fast Food Simulator』はファストフード店を運営するシミュレーションゲームだ。ソロプレイおよび最大6人の協力マルチプレイに対応している。プレイヤーはハンバーガーショップの店員となり、さまざまな業務をこなしてお客をさばいていくことになる。

本作ではハンバーガーショップの一連の業務をひと通り体験することが可能。たとえば食材を発注して冷凍庫に入れたり、パティをひっくり返しつつ焼いたり、ポテトをフライヤーで揚げてパックに詰めたり、といった作業をこなしていくことになる。お客はひっきりなしに来店し、さまざまなメニューを注文する。プレイヤーは注文を間違えないように、レタスやトマト、パティなどを挟んでオーダー通りのバーガーを作成。トレイに載せて提供する。

注文を間違えたり、焦げたパティを提供したりするとお客が怒り、お店の人気が下がってしまう。一方正しく商品を提供し続ければお店のレベルが上がり、ケチャップやドリンクマシンなど新要素が登場。メニューの品数が増えていくことになる。徐々に複雑になっていくオペレーションに対応しつつ、人気バーガー店を目指して働くのだ。

本作は10月7日にプロローグ版がSteamにて無料配信。ユーザーレビューでは本稿執筆時点で約4000件中92%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得するなど、人気を博していた。そうして12月11日に早期アクセス配信が開始され、本作の同時接続プレイヤー数はピーク時に約4500人を記録(SteamDB)。プロローグ版の勢いそのまま、かなりの数のプレイヤーを集める盛況となっている。

また早期アクセス版のSteamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約130件中94%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。まだ早期アクセス配信が始まったばかりながら、順調にレビュー数を伸ばしており、評価も好調の様子だ。

レビュー内容では、ゲームプレイにリアル感があるとして評価している声が目立つ。レビューの中には、自分は本物のバーガー店で働いていたことがあるが本作の業務はかなりリアリティがある、として評価するものも存在。また、店員を罵ってくる人々を追加すれば現実そのものである、と投稿者の苦労をしのばせるほろ苦いレビューも見られた。

そのほか、自分は仕事から帰った後にゲームの中でタダ働きするのが好きなんだ、というような高評価レビューも複数投稿されている。全体としてやや様子のおかしいレビューが散見されるが、リアリティがある仕事体験シムとして高く評価されているかたちだろう。

ちなみに本作の早期アクセス期間は半年から1年ほどを予定。現時点で基本的な要素はひと通り実装されており、今後はフィードバックを取り入れつつコンテンツを追加していく予定という。コンテンツ量の増加にともない、販売価格を上昇させる可能性もあるそうだ。

『Fast Food Simulator』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。また現在リリース記念セールがおこなわれており、12月25日まで定価の10%オフとなる税込1530円で購入可能だ。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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