Nintendo Switch版『ウィザードリィ外伝 五つの試練』“予約好調につき”パッケージ版だけ発売延期へ。想定予約数を大きく上回る
イードのブランド「Game*Spark Publishing」は11月29日、『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Nintendo Switch版のうち、パッケージ版を発売延期すると告知した。ダウンロード版は、予定どおり1月30日に発売予定。パッケージ版については予約が想定を大きく上回ったため、2月27日の発売になるそうだ。
『ウィザードリィ外伝 五つの試練』は、2006年に発売された同名作品をベースとした大幅なバージョンアップ版となる、3DダンジョンRPGだ。『ウィザードリィ外伝』の一つである本作では、『ウィザードリィ外伝 戦闘の監獄』をベースとしたシステムで、3DダンジョンRPG『ウィザードリィ』シリーズの醍醐味を表現。バージョンアップによって、高解像度への対応やUIの刷新などもおこなわれている。
また本作ではデフォルトシナリオ「偽りの代償」など計6本のシナリオが収録。DLCシナリオやユーザーシナリオによって、1本のゲーム上で複数の冒険が繰り広げられる。なお本作は、PC(Steam)向けに2021年12月に早期アクセス配信がスタートし、2023年10月に正式リリースを迎えている。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で422件中86%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。
今回はそんな『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Nintendo Switch版のうち、パッケージ版の延期が告知された。イードの発表によると、製造スケジュールの変更を余儀なくされたため、延期になったのだという。
まず本作のNintendo Switch向けパッケージ版は、イードの想定を大きく超える予約を獲得しているのだという。中でもコレクターズエディションは、当初想定していた製造数を大きく上回っており、必要部材の確保が間に合わずに製造スケジュールを変更せざるを得なくなったとのこと。関係各所と検討を重ねた結果、より多くのユーザーに製品を届けられるよう、Nintendo Switch向けパッケージ版は、通常版とコレクターズエディション共に発売延期になったそうだ。『ウィザードリィ』の根強い人気ぶりが、同社の想定を大きく上回るほどだっただろう。なおダウンロード版については順調に準備が進んでおり、予定どおり1月30日に発売予定とされている。
『ウィザードリィ外伝 五つの試練』は、PC(Steam)向けに通常価格3980円で配信中。Nintendo Switch向けには、ダウンロード版が税込3980円で1月30日に発売予定だ。またパッケージでは通常版・コレクターズエディションともに、2月27日発売予定。通常版は税込4980円。コレクターズエディションは税込9980円でサントラやアクリルスタンドなどが付属する。