同人活動シミュレーション『先生、新刊三冊くださいッ!』Steamにて本日より早期アクセス開始。「推し」の小説を頒布したり自作グッズを作ったり、思うがままに推し活に励む
デベロッパーのLaoO Studioは11月29日、『先生、新刊三冊くださいッ!(Sensei! I like you so much!)』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応している。
『先生、新刊三冊くださいッ!』は、同人活動を疑似体験できる推し活シュミレーションゲーム。プレイヤーは同人作家となり、自身の推しの同人小説を執筆。同人即売会への参加を通して小説を頒布、ファンを増やし大人気作家を目指す。
プレイヤーは同人小説を執筆するため、日中は小説のアイデア集めを行う。夜は集めたアイデアをもとにストーリーを組み立てていき、自分の思うような展開や結末をつくりあげなから執筆活動に励むことになる。
執筆できるジャンルはさまざまで、学パロやアイドルパロ、ファンタジーからオメガバースまで、多様な物語の執筆に挑戦できる。作品のジャンルタグも甘々、死ネタ、仲直り、両片思い、癒しなどが存在している。自身の執筆した同人小説は即売会に持ち込んで頒布することができるほか、ひとりの参加者としても即売会に参加可能。人気のブースのルートを確認し、完売までに即購入する、というような体験も楽しめる。
また本作では、自分の推しを自由にカスタマイズできる。髪色や服装、アクセサリーなどの見た目だけでなく、推しの性格も選ぶことが可能。推しの性格に応じてストーリー内容も変化。プレイヤー自身の、現実における「推し」をゲーム内で再現してみたり、あるいは自分の推せる要素を詰め込んだ、理想のオリジナル推しをクリエイトしたりするのもよいだろう。
ゲーム内では推しのグッズを購入したり、自作したりすることもできる。グッズを使って自分だけの痛バッグ(痛バ)を作ることも。部屋も自分好みにカスタマイズ可能で、ワイヤーネットやコルクボードを駆使して、所狭しと推しグッズを並べ、思う存分オタク部屋作りに励むことができる。
物語には、個性豊かな4人の「推しを同じくする人たち」、すなわち同担が登場。付き合いの長い推し仲間に、自身の作品が大好きなイベント主催者、クールな界隈の神作家、そして難癖を付けてくる隠れファンのアンチ。読者の心を動かす素晴らしい物語を創るため、同じ「好き」という気持ちを共有する、同担たちとのストーリーも描かれる。
そんな本作の早期アクセス配信がSteamにて11月29日に開始された。早期アクセス時点でゲームの核となる要素やメインストーリー部分は実装されており、期間は3か月から半年程度を予定しているとのこと。早期アクセス期間中はプレイヤーからのフィードバックに基づいて、ゲーム体験を調整しつづける方針のようだ。なお正式版ではキャラクターごとの個別ストーリーや、パズル要素、デート要素といった追加要素が予定されており、コンテンツの追加に伴う若干の値上げも予定されている。
開発を手がけるLaoO Studioは4名のメンバーで構成されたチーム。メンバーはファンコミュニティで集められ、以前は趣味でゲームジャムの参加などを行っていたという。本作はLaoO Studioにとって、初めてとなる大規模なプロジェクト。「完璧にするよりも、まずは完成させてみる」というスローガンに基づいて、本作の早期アクセスを開始し、プレイヤーからのフィードバックを受け付けていく方針のようだ。今後の開発状況にも注目したいところ。
『先生、新刊三冊くださいッ!』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。通常価格は税込1500円のところ、リリース記念セールとして12月13日まで10%オフの1350円で購入可能だ。