吉田修平氏、SIEを来年1月に退職へ。PlayStationに約30年携わった人物、「次のステップ」を見据えて

ソニー・インタラクティブエンタテインメントの吉田修平氏は11月27日、同社を来年1月15日をもって退職予定であることを発表した。

ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)の吉田修平氏は11月27日、同社を来年1月15日付で退職予定であることを発表した。PlayStation公式ポッドキャスト番組内で明かされた。

吉田修平氏は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下、SCE)時代よりワールドワイド・スタジオ(現PlayStation Studios)の統括責任者を務めていた人物だ。2019年にはHermen Hulst氏に統括責任者の任を譲り、インディーズイニシアチブ代表としてインディーゲーム開発者の支援に注力してきた。

今回吉田氏は、PlayStation公式ポッドキャスト番組内で、SIEを来年1月15日に退職予定であることを発表した(PlayStation.Blog)。同氏は1993年にSCEに入社したため、今年で31年目になるという。同氏は初代PlayStationが開発中のころから事業に関わってきたものの、30年目を迎えたときに「そろそろ次のステップに進む時期かもしれない」と考え始めたことが退職の背景としてあるとのこと。

またポッドキャスト番組内では、吉田氏が“インディーゲーム愛”についても言及。SCEワールドワイド・スタジオの統括責任者であったころから、gamescomや当時のE3にてインディーゲームエリアを「趣味のように」訪れ、気に入ったゲームの宣伝を手伝おうとしていたエピソードを語っている。その後インディーを支援することに100%の時間を費やせるインディーズイニシアチブ代表の役職につけたときには「まさに天職」だと思ったという。近年ではブラジル、インド、オーストラリア、スウェーデンなど、いろいろな場所を訪れてきたそうだ。

なお現時点で吉田氏は、SIE退職後について、次に何をするのかは実はまだ決めていないという(電撃オンライン)。とはいえ今後もゲーム業界で活動していきたいと伝えており、インディーゲームを愛する同氏が、「次のステップ」としてどのような活動をするのかも注目されるところだろう。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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