2Kランチャー、ついに“完全削除”。『バイオショック リマスター』などがSteam/Epic Gamesストアから直接起動可能。今後も復活の予定はなし
パブリッシャーの2Kは11月26日、Steam版の『BioShock』シリーズや『マーベル ミッドナイト・サンズ』などに向けて、アップデートを配信。アップデートでは2Kランチャーの起動プロセスが削除され、今後2Kランチャーを使用していたすべてのゲームは、ランチャーを介さずに直接起動できるようになる。
2Kランチャーは、2Kよりリリースされたゲームを起動できるアプリケーションだ。Ubisoftが提供する「Ubisoft Connect」や、Riot Gamesの「Riot Client」などと同様に、各タイトルのゲームをランチャーより起動したり、オプションを設定するといったことが可能であった。
しかしながら、こうしたランチャーアプリはゲームの起動にひと手間追加することになる。たとえば2Kよりリリースされている『バイオショック リマスター』や『マーベル ミッドナイト・サンズ』といったタイトルはSteamやEpic Gamesから購入し、プレイすることができる。
ただそうしたプラットフォームのクライアントで起動すると、さらに2Kランチャーが起動する。つまり「二度手間」となってしまう点が、ユーザーからの不満として挙げられていた。またランチャーアプリそのものが不具合を発生させることもあり、こちらも不満要素となっていた。そうした声に応えるかたちで、ランチャー削除が進められていた。
以前よりEpic Gamesストア/Steam版に向け2Kランチャーを削除するアップデートはおこなわれていたものの、今回ついに“完全に削除”されたことを確認するアップデートがおこなわれた。2K公式のサポートページでは、「2KLauncher」フォルダーを「2kLauncherRemoved.txt」に置き換えたとしている。筆者がSteam版『バイオショック リマスター』で確認したところ、「2KLauncher」は残っていたものの、フォルダーの中身は空。そして「2kLauncherRemoved.txt」が追加されており、ファイル内ではサポートページが案内されていた。なお今後2Kランチャーを“復活”させる見込みは現時点ではないとのことで、ゲームの起動まで、ひと手間減ったかたちだ。
ちなみに、『Civilization VI』や『マフィア トリロジー』、『XCOM: Chimera Squad』といった一部タイトルは個別の対応が必要になるものもある。起動オプションの設定などをしたいという人は、サポートページから各タイトルの記載を参照されたい。また、ユーザーによっては2KランチャーのローカルファイルがPCに残っている可能性もあるとのこと。その際の削除手順も案内されているため、併せて確認するとよいだろう。