“モンスターハンターズ”なるゲームがPS Storeに出現。カプコンではなく「Maksym Vysochanskyy trading as IndieGames3000」が手がける
PS Storeにて『Monster Hunters』なるゲームのストアページが出現し、物議を醸している。公開されているキービジュアルは、カプコンが手がける『モンスターハンターワイルズ』に酷似している。ストアページ表記によると、メーカーはMaksym Vysochanskyy trading as IndieGames3000で、2025年1月に発売予定だという。なお、本稿には『Monster Hunters』の購入を薦める意図はない。
『Monster Hunters』は、アクションアドベンチャーゲームとのこと。舞台となるのは神秘的で広大な世界「トワイライトフロンティア」。荒廃、豊穣、暴風雨の季節が循環し、常に進化する環境にてサバイバルしながら、モンスターを狩猟していくという。オフラインでのシングルプレイにのみ対応予定とのこと。
本作の世界では、何年も前にエリという名の子どもがトワイライトフロンティアの外れで保護された。伝説上のモンスターから生き延びたというエリの証言をきっかけに、ギルドは未知の領域への探検を開始する。プレイヤーは熟練ハンターとしてこの探検に参加し、フロンティアの謎を解き明かしていくそうだ。
『Monster Hunters』というタイトルもさることながら、そうしたストーリーやキービジュアルに至るまで、カプコンが手がけ来年2月28日に発売予定の『モンスターハンターワイルズ』と類似している。たとえば同作のストーリーでは、ギルドが調査したことのない未踏の領域「禁足地」との境界で少年ナタが保護。彼の証言をもとにギルドは謎のモンスター「白の孤影」の調査と、襲撃を受けたという守人一族の救助を決定し、プレイヤーは調査隊のハンターとして禁足地に赴くことになる。つまり、少年の名前が異なる以外は、先述した『Monster Hunters』のあらすじは『モンスターハンターワイルズ』の設定に似通っている。
また『Monster Hunters』のキービジュアルにおいては、枯れた草原の広がる荒野にて、赤毛の巨獣がこちらをにらんでいる様子が描かれている。これも『モンスターハンターワイルズ』のマップ「果ての砂原」における枯草の草原や、赤毛の「ドシャグマ」を彷彿とさせるデザインだ。
ストアページ内のさまざまな点で『モンスターハンターワイルズ』との類似点が示されている『Monster Hunters』。しかも機械翻訳の影響か、国内向けのゲーム説明文には「モンスターハンター」と堂々と記載された部分も。大胆すぎる似せ方のゲームが登場したことからか、一部ユーザーの注目が集まっているようだ。
PS Storeでは、過去にもたとえば『グランド・セフト・オート・バイスシティ』内のミッションに酷似したゲームが配信。アートデザインも似通ったゲームであり、権利元であるTake-Two Interactiveの申し立てによってか、ストアページから削除されたことがあった(関連記事)。今回の『Monster Hunters』は、“本家”『モンスターハンターワイルズ』よりも1か月早い2025年1月の発売が予定されているようだが、実現するかどうかは怪しいところかもしれない。