Fatsharkは11月14日、『Warhammer: Vermintide 2』の無料大型アップデートを実施した。非対称の対戦モードが実装されたほか、本作史上最安値となる95%オフの154円で購入可能なセールも実施中。これを受け、本作はじわじわと盛り上がりを見せている。
本作はGames Workshopのミニチュアゲーム「Warhammer: Fantasy Battle」を題材にした、4人協力プレイ対応の一人称視点アクション『Warhammer: End Times – Vermintide』の続編として、2018年3月に発売され、初週売上50万本、5週間で100万本を達成した人気タイトルである。
プレイヤーは複数ある操作キャラクターの中から一体を選び、押し寄せるネズミ人間「スケイブン」と、新たに参戦する「ケイオス」の戦士を、剣や銃、斧や槍、魔法といった攻撃手段を使いなぎ倒していく。一人称視点にて迫りくる敵を蹴散らしながら目標を達成していく。
本作は2018年3月に発売され、本稿執筆時点でSteamユーザーレビューは約8万件中84%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得するなど、高い評価を得ているタイトルだ。いわゆる『Left 4 Dead』のようなプレイ感覚と似ているとする声が多く上がっているものの、ファンタジー世界をベースとした世界観や、キャラクターの育成要素、近接攻撃が重要な要素を担う戦闘など、本作独自の要素も好評を博しているかたちだ。
そんな本作に向けては11月14日、無料アップデートとなるパッチ6.0.0がリリース。目玉要素として、非対称対戦モードの「Versus」が実装されている。
「Versus」モードでは、4人のヒーローチームと4人のPactswornと呼ばれる“ネズミ人間側”チームに分かれ、数ラウンドで交代しつつ対戦。両チームは特定のステージで相対し、ヒーローチームはNPCを含めた敵の大軍を潜り抜けながらステージの目標を達成することになる。一方Pactswornチームは、直接ヒーローに襲い掛かったり、ホードを操ったりなど、あらゆる手段でそれを妨害するといった対戦が繰り広げられる。『Left 4 Dead』における対戦モードのようなかたちとなっている。
パッチ6.0.0の配信以降、本作はじわじわとプレイヤー数を伸ばしている。SteamDBによると、11月17日にはピーク時に2万人を超える同時接続プレイヤー数を記録。パッチ6.0.0以前は約2000人から3000人前後を推移していたことも鑑みると、アップデートによって、より多くのプレイヤーが集まり、本作をプレイしていることがうかがえる。
またこの人気には、本作のセール価格も関係している可能性がある。本作ではアップデートに際して、11月27日までなんと95%オフの税込154円で販売中。これは2022年11月に行われた無料配布を除くと、本作史上過去最安値のセールとなっている。なお無料配布時には同時接続プレイヤー数が10万人を超える大幅な盛況を見せていた。本作はオンラインマルチプレイ対応タイトル。非常に安価となったセールによる購入のハードルの低さがフレンドの誘いやすさに繋がり、多くのプレイヤーを集めている格好だろう。
『Warhammer: Vermintide 2』の開発元Fatsharkは、本稿執筆時点での最新作『Warhammer 40,000: Darktide』を2022年12月にリリースしている。こちらははるか遠くの未来を舞台としたミニチュアゲーム『WarHammer 40,000』を題材とした作品で、『Warhammer: Vermintide 2』と同様に、多数の敵をなぎ倒しながら進むPvE要素がメインのFPSとなっている。そんな新作が展開されるなか、セールやアップデートによりいまだなお根強い盛り上がりを見せる『Warhammer: Vermintide 2』。興味を持たれた方はこの機会にプレイしてみるのもよいかもしれない。
『Warhammer: Vermintide 2』はPC(Steam)にて配信中。11月27日まで、期間限定で定価の95%オフとなる税込154円で購入可能だ。