マルチ対応協力海賊サバイバル『Uncursed』Steamにて正式お披露目。自分の船で大海原を冒険し、迷える魂の解放を目指す


デベロッパーのKreaDigmaは11月18日、『Uncursed』のSteamストアページを公開した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年にリリース予定だ。

『Uncursed』は、協力プレイ可能な見下ろし型のアドベンチャーゲームだ。舞台となるのは、魂と物質世界が密接に絡むという伝承が伝わる世界。プレイヤーはそんな世界で海賊となり、海域にある島々を冒険。宝物を発見したり、魂を解放したりして世界の謎を紐解いていく。

海上や島々には生成されたダンジョンが存在している。ダンジョン内にはびこる敵クリーチャーや危険なトラップなどをかいくぐって貴重な財宝を獲得し、無事に生きて帰ってくるというのが、このゲームの主な要素となる。昼夜の概念や天候の変化もあるため、状況に応じた判断も重要になりそうだ。なおダンジョンはプロシージャル生成となっており、基本的な形はそのままながらも、入るたびに内部の構造が変わるシステムとなる。


そのほか、ダンジョン探索以外にもNPCとアイテムや宝物、船などの売買の取引をしたり、採取や海上での釣りといったサバイバルの要素や、なぜか排便ができる要素などが存在する模様。冒険においては自由な行動が取れるようだ。

さらに、道中で死んでしまった場合、復活するには「呪われざる契約(Uncursed Pact)」と呼ばれる契約書にサインをしなくてはならないという本作独自の要素があるようだ。その契約の内容とは、囚われた魂が消えてしまう前に見つけ出し、解放をすること。その目的を達成するために、契約期間中に限り霊界のサービスなるバックアップが受けられるとのこと。プレイ中に死んでしまった場合にも、何らかのかたちで経験値などを回収できたり、指定箇所へのリスポーンなどができるのかもしれない。

また、このゲームは協力プレイが可能であり、ダンジョン探索や海上での冒険などをフレンドと楽しむことができる。公開されたスクリーンショットでは、酒場でジョッキに入った酒を酌み交わしたり、薄暗いダンジョン内で松明を持つ役とその他の道具を持つ役に分かれて仕事の分担をするような様子がうかがえる。


本作は2024年5月1日に、KreaDigma 公式の TikTok アカウントでその存在を発表。11月16日から17日にかけて開催されたPlayITというハンガリーで開催されたゲーマーイベントにてデモ版の展示を伴う出展を経て、このたびSteamにて正式発表となったようだ。

本作の開発をしているKreaDigmaはハンガリーに拠点を置くゲームスタジオ。過去に『Digital Lights』というAndroid/Windows向けの、無料のアーケード風シングルプレイゲームを制作していた。文字や図形、色のみで構成されたシンプルな作りの『Digital Lights』からガラッと作風を変えて、本作『Uncursed』を制作することとなったようだ。ダンジョン攻略や魂の解放の要素など、独自の世界観がある海上の冒険に期待がかかる形となる。

『Uncursed』はPC(Steam)向けに、2025年にリリース予定だ。