モンスター育成×バレーボールRPG『Beastieball』キャラ描写など絶賛され“99%好評”スタート。集めたモンスターでチームを編成しバレーボールバトル


パブリッシャーのKlei Publishingは11月13日、Wishes Ultd.が手がけるバレーボールRPG『Beastieball』の早期アクセス配信を開始した。プラットフォームはPC(Steam)。同作はさっそく好評を博している。

Beastieballはバレーボールを使って戦うモンスター育成RPGだ。本作に登場するのは、Beastieと呼ばれるスポーツが大好きなモンスターたち。彼らはスポーツを通じて友情を築いたり、争いごとを解決したりするよう進化したモンスターだ。プレイヤーはBeastieを率いるコーチとなり、バレーボールバトルをこなしてゆく。

本作では攻撃側と防御側に分かれ、ターン制で進行するバレーボールバトルがおこなわれる。チームは最大5体で構成され、コート上に立てるのは2体。コートには4つのエリアがあり、前列にいるBeastieは攻撃力が、後列では防御力が強化される。

ボールを持つ攻撃側は移動やパス、パワーアップといったアクションをおこなったのち、相手コートに向かってスパイクを打ち込む。一方の防御側は、どのエリアにスパイクが打たれるかを予測して移動したり、特別なアクションを選択したりして守りを固める。スパイクは縦横の列単位で狙われる格好となり、誰もいないエリアに打たれたら失点となる。

また、レシーブに成功した場合は攻撃に転じるものの、代わりにスタミナが減少する。そしてボールを受けた際にBeastieのスタミナがゼロになると、レシーブができず落球してしまう。防御側は素早く選手を交代することも可能なため、控えの選手の活用も重要だ。


各BeastieにはBody・Spirit・Mindのステータスがあり、得意不得意や対戦相手との相性に影響する。試合を通じてレベルアップをすると、これらのステータスが上昇するほか、時には進化してより強力なBeastieとなってゆく。

そして、長く同じチームに所属することでBeastieたちは新たな関係性を持つ場合がある。関係はBesties(親友)、Rivals(ライバル)、Partners(パートナー)、Sweethearts(恋人)の4種類があり、それぞれの関係でしか使用できない特殊なアクションが存在する。逆に仲が悪くなってしまったり、その時々の気分に左右されてプレイに影響が出るといった要素もあるとのことだ。

また、一定条件を満たせば、相手のBeastieをリクルートして自分のチームに呼び込むことも可能。なお、本作にはBeastieの図鑑を埋めるという要素も存在するものの、敵として何度か対戦すれば図鑑に登録されるため、無理にリクルートする必要はない。Beastieたちはあくまでチームメイトなのだ。


本作は本稿執筆時点でSteamユーザーレビューが約130件以上寄せられており、99%のユーザーが好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。好評の理由として、戦略性の高い奥深いバレーボールバトルや、Beastieたちを始めとするアートスタイルのかわいらしさが挙げられている。モンスターをスポーツチームとして編成し、ターン制バレーボールバトルをおこなうという斬新なシステムがユーザーに受け入れられているようだ。

また、『ポケモン』シリーズのからの影響を感じているユーザーも少なくないようで、本作はモンスター育成RPGとして新鮮な切り口だという声が多く寄せられている。同シリーズのファンにも好意的に受け止められているようだ。


本作は早期アクセス版で配信する理由として、Beastieたちにクオリティの高いアニメーションを追加することや、フィードバックを元にユーザー体験やストーリーを改善することが目的としている。早期アクセス版ではオープンワールドを冒険するシングルキャンペーンのほか、オンラインでの対人戦が可能。また、実装されているBeastieの数は現在約60体となっている。正式リリース版ではBeastieやボス、ストーリーやキャラクターの追加のほか、他言語への対応も予定しているという。早期アクセス期間は少なくとも2025年末まで続き、正式リリース時期はそれ以降とのこと。今後のアップデートに注目したい。

『Beastieball』はPC(Steam)向けに早期アクセス版が配信中。リリース記念セールとして、11月20日まで定価の10%オフとなる税込2520円での購入が可能となっている。また、同作の体験版も配信中だ。