任天堂は『マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!』をNintendo Switch向けに11月7日にリリースする。本作の開発には、アクワイアが参加しているようだ。現在本作は予約購入者向け事前ダウンロードが可能となっており、本作の知的財産表記より明らかとなった。Xユーザーのm0m0_0ssrr_氏などによって指摘されている。
『マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!』は『スーパーマリオブラザーズ』シリーズをもとにしたRPGシリーズ『マリオ&ルイージRPG』の最新作だ。舞台となるのはキノコ王国とは異なる世界にある「コネクタルランド」。コネクタルランドは何者かの手によって、もともとひとつだった土地をバラバラにされてしまったとのことで、マリオたちは「島つなぎの冒険」に向かうことになる。
同シリーズは、ゲームボーイアドバンス向けにリリースされた『マリオ&ルイージRPG』をはじめとして、複数タイトルが展開されていた。本シリーズはもともとアルファドリームが開発を手がけていたものの、同社は2019年に破産。シリーズ作品も2018年にニンテンドー3DSにて販売された『マリオ&ルイージRPG3 DX』以来、展開されていなかった。そのため、『マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!』の開発を、任天堂以外のどの会社が担当するかは、かねてより注目されていたわけだ。
そんな本作について、先日予約購入者に向けた事前ダウンロードが可能になった。そのことによって本作の知的財産表記が確認できるようになり、アクワイアが開発に参加していたことが判明した。
アクワイアは東京と愛知に所在するゲーム開発会社で、現在はKADOKAWAの子会社となっている。『AKIBA’S TRIP』や『勇者のくせになまいきだ。』『天誅』『スカーズ・オブ・マーズ』などを手がけたことで知られている。『マリオ&ルイージRPG』シリーズ最新作となる『マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!』では任天堂とタッグを組み、破産してしまったアルファドリームに代わってシリーズの“復活”に携わるかたちだ。
知的財産表記では「Nintendo and ACQUIRE」との表記があり、アクワイアが開発に携わっていることが確認できる。開発の担当分けなどは不明なものの、本作の制作においてアクワイアが深く関わっているとみられる。同社は『オクトパストラベラー』の開発をスクウェア・エニックスとともに担当していることでも知られている。高評価を収めるRPGの開発に携わった経験が、『マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!』でも活かされているのかもしれない。
『マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!』はNintendo Switch向けに11月7日発売予定だ。