工場構築ローグライトTD『ShapeHero Factory』“新体験版”が11月4日配信へ。「早期アクセス開始2日前」に登場、ブラッシュアップされたライン整備の一部が体験できる
アソビズムは11月1日、『ShapeHero Factory(シェイプヒーローファクトリー)』の新体験版を11月4日午前10時に配信すると告知した。同体験版では、11月6日より配信予定の早期アクセス版の一部が先行してプレイ可能。あわせてローンチトレイラーも公開されている。
『ShapeHero Factory』は、ヒーローを大量生産して大災厄に立ち向かう、工場構築ローグライトタワーディフェンスゲームである。本作の世界では、魔導書に封じられし大災厄が復活しようとしていた。ある一族の血を引く主人公は、魔導書に封じられた大災厄に復活の兆しがあることに気づき、再封印を試みる。魔法のスクロールから生まれる小さなヒーローと、妖精ミニオンたちの力を借りて、災厄と戦おうとする。机の上に広げられた真っ白なスクロール上での、小さく大きな戦いが繰り広げられる。
主人公はヒーローを生産し、大災厄と戦う。本作では、大災厄の眷属たちがゲートを破壊しようと、ウェーブ形式で襲いかかってくる。大災厄の襲来に対して、プレイヤーは工場を整備し、戦闘を担うヒーローを生産。本作では工場でヒーローを作ることで、危機に立ち向かうわけだ。
ヒーローは、◯や△といった図形の組み合わせによって生産できる。具体的には〇と△で人間、〇と□で妖精、作った人間に□を組み合わせると盾を持った兵士となる。生産したいヒーローにあわせてラインを整備し、コンベアで図形を運んでヒーローを量産するのだろう。
要素としては、本作ではヒーロー同士の合成によって、より上位のヒーローが生産できる。戦闘勝利時には、ランダムな選択肢から報酬が獲得可能であり、新しい設備のアンロックやアップグレードによって、工場を強化できる。プレイアブルキャラクターごとに、出現する選択肢や作成可能ヒーローの種族が異なる仕組みも取り入れられているそうだ。そのほか、恒久的な強化要素も導入されている。
本作は、国内のゲーム開発会社アソビズムが開発している。同社は、主にスマートフォン向けの作品を手がけてきた。そんな中、2021年に買い切りタイトル『ビビッドナイト』を発売。同作では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー1550件中90%の好評を獲得し、売上14万本を突破するなど、プレイヤーの支持を得ている。本作『ShapeHero Factory』は、そんな同社による新作となるわけだ。開発スタッフとしては、『ビビッドナイト』でメインプログラマーを務めていたmamiya氏が、企画・ディレクションを担当している。
新体験版では、早期アクセス版の一部が先行プレイ可能とされている。本作ではSteamにて5月31日に体験版が公開。その後10月に、早期アクセス版とゲームシステムに齟齬が生じることや、アップグレードされたシステムを新鮮な気持ちでプレイしてほしいといった理由から、体験版は公開停止となっていた。新体験版では、以前の体験版から内容が大幅にアップデート。早期アクセスとして配信されるバージョンに近い内容が、少しだけ先に体験できるわけだ。なお新体験版に、早期アクセス版へのデータ引き継ぎ機能は用意されていない。大いなる知識についても、体験版には導入されていないそうだ。
『ShapeHero Factory』はPC(Steam)向けに、11月6日午前10時に早期アクセス配信開始予定。通常価格は税込2100円で、配信開始からの2週間は10%オフの税込1890円で購入できる。また新体験版は、11月4日10時に配信予定だ。