地獄経営ゴッドシム『Sintopia』Steam向けに発表。地上の住民には“適度に罪深く”なってもらい、いい感じに利益をあげる


パブリッシャーのTeam17は10月31日、『Sintopia』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025年に早期アクセスとして配信予定。

『Sintopia』は地獄を経営するシミュレーションゲームだ。本作には地上と地獄、二つの世界が存在。プレイヤーは神として地上に介入しつつ、地獄を経営していく。地獄に落ちた魂をもてなして利益を得つつ、彼らを再教育。罪を清めて地上に送り戻すのだ。


地上の世界では住民たちが気ままに暮らしており、プレイヤーは魔法で介入することが可能。人々の“やる気”を強制的に出させたりするほか、家に火をつけたり強風で人を吹き飛ばしたりと、イタズラもできるようだ。住民たちは生きていくなかで罪を溜めていき、死ぬと地獄に送られてくる様子。プレイヤーはそうして、地獄に落ちた人間の魂を管理していくことになるようだ。

一方の地獄の世界では、プレイヤーは施設を建てたり、従業員となる小悪魔たちを雇ったりして経営することができる。レストランなど娯楽施設を建ててお金を稼ぎつつ、魂たちを再教育していくことになるようだ。地獄の施設は七つの大罪をモチーフに分類されているとのことで、魂たちに溜まった罪の種類などで有効な施設が変わってくるのかもしれない。魂は復活装置に送ることで、地上に生まれ変えさせることができるという。

本作で効率よく利益をあげるためには、地上の住民にたくさん罪を溜めてもらってから地獄に落ちてもらう必要がある様子。しかし世界全体の腐敗が溜まりすぎてしまうと、悪魔の軍勢に世界を侵略され、事業が壊滅してしまうリスクがあるとのこと。プレイヤーは悪魔に侵略されないように罪を浄化しつつも、地獄のにぎわいを保てる、適度に罪深い世界を目指していくことになるようだ。


そんな本作は早期アクセスとして配信予定。早期アクセス期間は1年以上を予定しているという。早期アクセス開始時点では、目標などがランダムで設定されるチャレンジモードが用意され、16種類の建物や3種類の魔法などが登場。配信後はストーリーつきのキャンペーンモードやサンドボックスボードなど新要素を追加していき、正式リリース時には建物を30種類とするなど、コンテンツ量をおよそ2倍に増やす予定とのこと。正式リリース時には価格を上昇させる予定もあるという。

本作を手がけるPiraknights Gamesはフランス・サヴォワに拠点を置くゲームスタジオだ。ゲーム業界のベテランらが集まり、2022年に設立されたとのこと。メンバーそれぞれがチーム全体を把握できるようにするため、スタジオは20人を超えない規模に保ってゲーム開発をおこなっているという。スタジオとしてSteam向けにゲームをリリースするのは本作が初めてとなるようだ。

『Sintopia』はPC(Steam)向けに、2025年に早期アクセス配信予定だ。