インディー開発者のMike Klubnika氏は11月1日、ロシアンルーレットゲーム『Buckshot Roulette』にマルチプレイモードを導入するアップデートを実施した。本作はPC(Steam/itch.io)向けに配信中。ゲーム内は日本語表示に対応している。
本作は、とある施設の一室を舞台に、奇妙な姿をしたディーラーとロシアンルーレットで勝負するゲームだ。ただしロシアンルーレットといっても、用いる銃はリボルバーではなくショットガン。実弾と空の弾薬がさまざまな数のバランスでランダムに装填されており、プレイヤーとディーラーが交互に、次は実弾だと思うなら相手に向けて、空の弾薬だと思えば自らに向けて引き金を引いていく。プレイヤーとディーラーにはそれぞれ体力が存在し、被弾を重ねどちらかの体力が尽きればラウンド終了だ。勝負は3ラウンド制でおこなわれる。
また本作にはさまざまなアイテムが存在。体力を回復するタバコや、ショットガンの砲身を切って威力を2倍にするノコギリ、次の弾薬が実弾かどうかを確認できる虫眼鏡などがある。ディーラーの手持ちアイテムも参考にしながら、戦略的にアイテムを駆使して相手を出し抜くのだ。なおSteamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約3万2000件のうち95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。今年7月時点で売り上げ200万本を突破している人気作だ。
本作は、CPUのディーラーと1対1で勝負するシングルプレイゲームとしてリリース。一方で、ファンからの要望を受けてマルチプレイモードの開発が進められてきた。今回のアップデートにて、ついにリリースされた格好だ。マルチプレイモードでは、専用にデザインされたテーブルにて最大4人での対戦が可能だ。
またマルチプレイモードでは、先述した各種既存アイテムのほか、新たなアイテムも導入される。任意の対戦相手のターンをスキップできるジャマー機器や、プレイ順を右回りから左回りといったように逆転させられるインバータなど、4人プレイならではのアイテムで新たな戦略性を楽しめるだろう。ほか、体力を増やしたりアイテム配分を変更したりなどのルールカスタマイズ機能も用意。BGMの新曲も追加される。
なおマルチプレイモードについては、アップデートに先がけてベータテストも実施されていた。ベータテストにてプレイヤー間の通信に関する問題が特定されたそうで、現在修正に取り組まれているとのこと。また今後数日間にわたってコミュニティからの報告を注意深く見守り、順次対応していくそうだ。ちなみにバグ修正以外に、ゲームバランスやコンテンツのアイデアについても歓迎とのこと。今後もコンテンツ拡張が予定されているのだろう。
『Buckshot Roulette』は、PC(Steam/itch.io)向けに配信中だ。11月5日まで期間限定セールが実施されており、定価350円の15%オフとなる297円で販売されている。