『Factorio』大型DLC「Space Age」はNintendo Switch向けの配信を断念、“規模大きすぎ”のため。でも大型アプデ2.0は配信予定

『Factorio』初の大型拡張DLC「Space Age」が10月21日に登場したものの、Nintendo Switch向けには配信されない、との発表がなされた。

デベロッパーのWube Softwareは10月26日、『Factorio』初の大型拡張DLC「Space Age」についての各種情報を公開した。そのなかではNintendo Switch版への同DLCの展開についても語られた。

『Factorio』は、とある惑星を舞台にするシミュレーションゲームだ。入手した資源をもとに技術開発をおこない、資源の掘削から運搬、精製、製品生産などを自動化し、巨大な産業プラントを構築する。本作はSteamなどで2016年に早期アクセス配信が開始され、2020年8月に正式リリース。Steamのユーザーレビューで「圧倒的に好評」ステータスを得るなど高い評価を受け、2022年10月にはNintendo Switch版も配信された。

そして今年10月21日には初の大型拡張DLCとなる「Space Age」がPC向けに登場した。Space Ageでは本作中にてロケットを打ち上げた後のゲームプレイが追加されており、5つの惑星を股にかけ、資源の採掘などを進める。そうして宇宙規模に拡大された産業プラントの構築をおこなうのだ。


Wube Softwareは10月25日、「Friday Facts #434」として、「Space Age」についての情報を公開。同記事内では「Space Age」の売り上げ本数が40万人を超えたことが報告され、感謝の意を示していた。そのほか他プレイヤーのワールドを確認したり、クリア済みの自分のデータをアップロードできる「Galaxy of Fame」を公開した。

そうした中、Nintendo Switch版『Factorio』への「Space Age」の展開についても語られた。「Space Age」はPC版にはリリースされたものの、Nintendo Switch版は詳細が発表されておらず、ユーザーから問い合わせがいくつかあったとのこと。


Wube Softwareによれば、Nintendo Switch版『Factorio』には「Space Age」がリリースされることはないとしている。というのも、先述の通り「Space Age」では5つの惑星が舞台となる。そのため『Factorio』本編に比べ規模の大きなものになっており、Nintendo SwitchのCPUやVRAMのスペックが「Space Age」での拡張分に追い付かなかったようだ。

とはいえNintendo Switch版『Factorio』に対しても、バージョン2.0アップデートは無料で配信されるとのこと。具体的な配信日は伝えられていないものの、Wube Software の見込みでは、1か月から2か月ほどでアップデートを配信できるだろう、としている。


なお2.0アップデートではレールや流体、レシピ、テクノロジーのアップデートがおこなわれる。Wube Software は、Nintendo Switch版ではダウングレードができないため、既存のゲームが終わりそうな場合には、アップデート前にプレイを終わらせておくことを推奨している。

『Factorio』は、PC(Steam/GOG.com/公式サイト)/Nintendo Switch向けに配信中。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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