“圧倒的に好評”姫殺しホラー『Slay the Princess』最新アプデでついに日本語対応。追加ストーリーやエンディングなども追加され、リリース史上最大の盛り上がり


デベロッパーのBlack Tabby Gamesは10月25日、姫殺しホラー『Slay the Princess』に向けて無料拡張パック「The Pristine Cut」をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One。「The Pristine Cut」のリリースにともなって、ゲーム内には日本語字幕も追加されている。

『Slay the Princess』は、ホラーアドベンチャーゲームだ。主人公は、とある小屋の地下に囚われた「姫」を殺す使命を帯びた人物だ。本作では、姫と対峙するなかで多数の選択肢がプレイヤーに提示され、それによってゲームの展開や物語が次々に分岐。姫との駆け引きを何度もやり直しつつ、謎めいた物語を追うことになる。

そんな本作に向けて10月25日、無料拡張パック「The Pristine Cut」がリリースされた。本編のアップデートとして配信されたかたちとなる。今回の拡張パックでは、数千種類にも及ぶ新たなボイスラインのほか、1000以上の新たなイラスト、17のサウンドトラックなどが新録されている。

さらに既存のチャプターである、The Den・The Apotheosis・The Furyも拡張され、3人の“新たなプリンセス”のルートが登場。新たなエンディングやギャラリー機能なども追加されている。「The Pristine Cut」では総じて大幅なボリュームアップがはかられており、『Slay the Princess』本編の内容を約35%拡張するものになっているという。


また、「The Pristine Cut」では日本語を含む12の言語の字幕サポートが追加されている。本作は分岐を主体とするアドベンチャーゲーム。膨大なテキスト量を誇る作品であるが対応言語は長らく英語のみであり、他言語圏のユーザーからはローカライズを望む声が多く上がっていた。今回のアップデートにより、言語の壁を気にすることなく、快適に本作を楽しめるようになったことは日本語ユーザーにとって喜ばしいことだろう。あわせてコンソール版もリリースされており、より幅広いプレイヤーが本作を手に取ることができるようになっている。

無料拡張パックのリリースを受けて、本作は大きな盛り上がりを見せている。SteamDBによると、Steam版同時接続プレイヤー数はピーク時で2500人以上を記録。これは本作のリリース以降の歴代ピーク人数を大きく更新したかたちとなっている。無料大型アップデート以前より「圧倒的に好評」ステータスを獲得するなど高い評価を受けていた本作であるが、アップデートを受けてより多くのプレイヤーが集まり、改めて人気を博しているかたちのようだ。


また公式で日本語字幕に対応したこともあり、日本語ユーザーからのレビューも改めて寄せられている。日本語翻訳の品質も良好であり、本作の世界観に没頭できるとして好評の声が上がっている。日本語対応なしという点で本作を見送っていた方も、この機会にプレイしてみるとよいかもしれない。

『Slay the Princess』はPC(Steam)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox Oneで配信中。海外向けにはNintendo Switch版も配信されている。