“売上40万本突破”見下ろし脱出シューター『ZERO Sievert』Steamにて正式リリース、てんこ盛り大型アプデと共に。『タルコフ』の影響受けるハードコアシングルプレイ・汚染区域サバイバル


パブリッシャーのModern Wolfは10月24日、『ZERO Sievert』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は日本語に対応する。

『ZERO Sievert』はシングルプレイの見下ろし型サバイバルRPGだ。舞台となるのは、放射能に汚染された東欧の架空の地域。プレイヤーは「ZERO Sievert」と呼ばれるバンカーを拠点に、列車に乗って危険なマップへと繰り出し、クエスト攻略や物資の収集を目指す。

放射能汚染されたマップには、数多くの危険が潜んでいる。武装したならず者のほか、突然変異したクリーチャーも存在。また本作では体力低下だけでなく、放射線被ばくも命取りとなる。ガイガーカウンターの音に注意しながら探索する必要があるだろう。そのほか、空腹や喉の渇きといったステータスも存在。さまざまな危険に対処しながら、マップを攻略していくわけだ。


『ZERO Sievert』は2020年に設立されたイタリアのスタジオ、CABO Studioによって開発されている。本作は同スタジオの処女作であり、『S.T.A.L.K.E.R』や『Escape From Tarkov』の影響を受けたと明かされている。

本作については2021年11月に開始したKickstarterでのクラウドファンディングでは、目標額の約2.5倍となる1万9488ユーロ(約320万円)を達成。そうした期待の高さもあってか2022年11月の早期アクセス配信開始後には2週間ほどで10万本を売り上げたと発表された。なおSteamユーザーレビューでは約9700件中85%の好評率となる「非常に好評」を記録している人気作だ。


そんな本作が約2年の早期アクセス配信期間を経て、ついに本日正式リリースとなったかたち。正式リリースに際しては、これまでの売上が40万本に到達したことも伝えられている。バージョン1.0としてリリースされるにあたっては、新マップ「Zacov」が実装。線路や幹線道路が縦横に通っており、荒廃した市街地となっているようだ。建物も多く、不意の遭遇戦も頻繁に発生するかもしれない。

またアップデートでは8つの新武器が追加。AK-12をモチーフとした「EC 12」や、M45A1をもとにした「N45A0」などが登場している。22個のスキルや、10種類のアーマーも追加されている。そのほかにも多くの新要素が実装されており、各種要素の拡充が図られている。詳細についてはパッチノート(英語)を確認されたい。

ちなみに今後の本作について、バージョン1.0以降も追加でアップデートがおこなわれていくことが明かされている。Modern Wolfによれば、まず1.0アップデートリリース後のフィードバックを数週間にわたって集め、バグ修正のためのホットフィックスやパッチに重点を置くとしている。その後はSteamワークショップのサポートを皮切りに、ゲームの追加アップデートをおこなっていく模様。Modern Wolfは今後数か月のうちにこれらアップデートの詳細を発表するとのこと。続報にも期待したいところだ。

『ZERO Sievert』はPC(Steam)向けに配信中。なお10月25日午前1時まで、定価の10%オフとなる税込2070円で購入可能なセールがおこなわれている。