『Cities: Skylines II』最新アプデでは「空港でたむろ」「テント不法投棄」などホームレス問題さまざま修正される。“社会問題”にメス
デベロッパーのColossal Orderは10月23日、『Cities: Skylines II』に向けてパッチ1.1.10f1を配信した。アップデートでは、“ホームレス問題”を中心として、さまざまな内容が調整されている。
『Cities: Skylines II』は、高い評価を得た都市開発シミュレーションゲーム『Cities: Skylines(シティーズ:スカイライン)』の続編だ。プレイヤーは居住区やインフラなどを整備し、さらに産業を活性化させながら街を一から建設。市民の生活や経済などが複雑にシミュレーションされ、それらのニーズや状況変化に対応しながら街を発展させていく。
今回リリースされたパッチ1.1.10f1ではまず、ホームレスが空港で公共交通機関をずっと待ち続けてしまう問題に対応したとのこと。またホームレスが公園から退去したにもかかわらず、テントが公園に残り続けてしまうバグを修正したとしている。
以前よりホームレスについては、住居を建てても家をもたず、道端で大量にたむろするなどといった“社会問題”が報告され、適宜修正されていた(関連記事1、関連記事2)。今回のアップデートにおいてもホームレスに関する問題が修正されており、引き続き対応が進んでいるようだ。
また本パッチでは公害に対する調整もおこなわれている。具体的には、大気汚染が発生しやすくなり、わずかに拡散しやすくなり解消も遅くなっているとのこと。以前よりも大気汚染に気を配る都市運営が求められそうだ。また道路を起因とした騒音についてもバランスの調整がおこなわれ、特に高速道路から発生する騒音公害が増加するとされている。この調整にあたってColossal Orderは、防音壁の追加などで公害の軽減をおこなうとよいと案内している。
そのほか、パッチ1.1.10f1では観光客がいつまでも建物の中に居続ける問題や、都市の魅力度を上げても商業地区にホテルが出現しないなどといった問題が修正されている。加えてUIに対する修正や調整などもおこなわれており、ゲーム内容だけでなく、システム的な使いやすさの部分も改善されているかたちだ。
なおパッチの配信とあわせて、「Region Packs」の発表もおこなわれた。Region PacksはParadox Mods から無料で利用可能なパックで、各都市の象徴的な建築物などが登場する。来週登場するフランスパックを皮切りに、11月11日にはドイツパック、11月25日にUK(イギリス)パックと順次登場していくようだ。各種詳細情報については公式ニュース(英語)およびパッチノート(英語)を参照されたい。
『Cities: Skylines II』は、PC(Steam/Microsoft Store)向けに発売中。PC Game Pass向けにも提供されている。またPS5/Xbox Series X|S向けにも開発が進められている。