『No Man’s Sky』ホラー風味の大型アプデで共同探検「The Cursed」開幕。不気味な生命体が星々に出現し、謎の声が囁きかけるコズミックホラー宇宙航海

2024-10-24 07:45

Hello Gamesは10月23日、『No Man’s Sky』に向けて大型アップデート「The Cursed」を配信開始した。「The Cursed」は約2週間にわたって開催される、ホラー要素つよめの新たな共同探検だ。「The Cursed」においては、次元の狭間から出現した生命体と戦いつつ、ポータルを介して惑星間を移動し、謎の声の導きに従っていくこととなる。

『No Man’s Sky』は、2016年8月にPC/PlayStation 4向けに発売されたオープンワールド型のアクションゲームだ。のちにPS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けにも展開されている。舞台は広大な宇宙となっており、数々の惑星と宇宙がシームレスにつながっている。プレイヤーは謎の声に導かれ、宇宙の中心を目指して数々の惑星を渡っていく。まったく異なる生命体や気候が見られる惑星を探索して、宇宙の住人たちと交流する。そのほか新たな宇宙船を獲得したり、宇宙海賊と戦ったりと、自由に宇宙を冒険可能だ。

新たに実装された共同探検「The Cursed」は、2017年に追加された「Atlas Rises」にて実装されたポータルに変化をもたらすイベントだ。通常ポータルはプレイヤーが惑星間の移動をおこなう際に使用する扉のようなものであったが、本アップデートより次元の歪みが発生。プレイヤーはポータルから出る声や映像を通して、別次元から謎のささやきを受け取ることとなる。

今回の共同探検では、プレイヤーは宇宙船のハイパードライブによる惑星間移動が不可能となるようだ。そのためプレイヤーはポータルを介して、惑星間の移動をおこなうことを余儀なくされる。ポータルは時折「The Cursed」と呼ばれる次元の狭間となる場所へとプレイヤーを誘い、プレイヤーに新たな試練を与えることとなるようだ。プレイヤーは次元の狭間から聞こえる声を通して、助言を受け、謎の設計図を受け、次元の歪みの真実を追求していくこととなる。

「The Cursed」によって追加される惑星は、通常の惑星同様に「過酷な気候」や「放射線異常」などが発生している。そのうえで本アップデートからさらに「次元の歪み」が発生するようだ。次元の歪みに伴い、プレイヤー装備には新たに「Anomaly Suppressor」というパラメーターが実装される。Anomaly Suppressorは次元の歪みによって生じた異常からプレイヤーを守る機能となっている。Anomaly Suppressorは今回の共同探検に登場する新生物「Spectral Anomalies」から敵対されないための重要なパラメーターとなるようだ。

「Spectral Anomalies」は光り輝くクラゲのような新たな生命体だ。彼らは次元の狭間から出現し、通常はプレイヤーに対して干渉してこないという。しかし、プレイヤーの「Anomaly Suppressor」パラメーターが減少すると一変、プレイヤーに対して敵対的に振る舞うようだ。そのため次元の狭間を歩く際は、新たなプレイヤー装備のパラメーターに注視していく必要性があるだろう。

「The Cursed」の世界を旅するために、プレイヤーは複数のエリクサー（Elixir）を集めることとなるようだ。エリクサーは複数存在し、次元間の繋がりを安定化させる「Elixir of Glass」、ポータル位置を特定する「Elixir of Quicksilver」、次元を開ける「Elixir of Blood」などが入手可能だ。また、最後に手に入る「Elixir of Water」を使用することで、本航海の最終目的地へと足を踏み入れることが出来るとのこと。そこで何が待ち構えているのかは、プレイヤー自身の目で確かめてみるとよいだろう。

共同探検では、グリフやポスターなどのイベントアイテムが入手できるほか、怪しげに光る紫色のジェットパックのブラスタースキンも登場。さらに作家のH.P.ラヴクラフト氏の諸作に端を発する「クトゥルフ神話」に影響を受けたと思われる、頭足類の生命体をモチーフとしたエクソスーツなども実装される。光り輝くペットの追加やバグ修正などを含めて、さまざまなアップデートも実施されているため、気になる人は公式パッチノート（英文）を確認されたい。