『パワプロ2024』新アプデで大谷翔平選手が「盗塁A」に強化。栄冠ナインの「月曜日のテンション低下イベント廃止」など、調整もいろいろ


コナミデジタルエンタテインメントは10月21日、『パワフルプロ野球2024-2025』(以下、パワプロ2024)にてアップデートを配信した。第5回アップデートでは「栄冠ナイン」を対象としたバランス調整が実施。大谷翔平選手の能力データを対象に、現実の活躍を反映するような更新もおこなわれている。

『パワプロ2024』は、1994年発売の野球ゲーム『実況パワフルプロ野球‘94』に端を発する、「パワフルプロ野球」シリーズの30周年記念作品だ。同シリーズの歴代作品では、現実の日本プロ野球などをベースとした選手データや、野球を題材としたプレイモードなどが搭載されてきた。本作にも、監督の立場から名門野球部を目指す「栄冠ナイン」や、高校生活をとおして1人の選手を育てる「サクセス」などが収録されている。


また本作には、歴代レジェンドチームやオールドチームも登場し、過去最多の400名以上のレジェンドOBが使用可能。「パワフェスアドベンチャー」にはコナミ作品のキャラクターも登場するなど、30周年を記念した内容となっている。一方で7月18日のリリース後には、プレイヤーからバグ報告や、「栄冠ナイン」のバランス、「パワフェスアドベンチャー」のテンポ感に対する声が多数挙げられていた。コナミはそうしたプレイヤーからの反応を受けて、謝罪を伝えつつアップデートを実施。これまでに4回のアップデートによって、バグ修正や調整が進められてきた。


10月21日に配信された「第5回アップデート」では、まず「栄冠ナイン」で多数の調整がおこなわれた。試合関連では、同一イニング内で大量失点がしづらくなり、一定以上失点すると自動試合へ切り替わる使用が追加。投手のスタミナゲージ表示も追加されている。

また月曜日にテンションが下がるイベントに対しては、第3回アップデートでイベントの発生確率が調整されたが、今回のアップデートでは同イベントが廃止。代わって週ごとに一定の確率でテンションが「ふつう」になるイベントと、公式戦の勝敗に応じてテンションが変化する使用が追加されている。試合後の評判変動バランスもされており、県大会序盤は相手校の評判がそこそこ以下になりやすくなった。プレイヤーから指摘されがちなポイントを中心に、調整がおこなわれたようだ。


また第5回アップデートでは、大谷翔平選手の能力データが更新された。アップデート前と比較すると、盗塁がEからAに変更。満塁男が威圧感へと変わっており、査定値も向上している。大谷翔平選手は今年、ロサンゼルス・ドジャースの打者としてメジャーリーグベースボールのレギュラーシーズンで54本塁打/59盗塁といった成績を記録した。そうした活躍をデータにも反映する形で、ゲーム内での大谷翔平選手が強化されたのだろう。なお選手データ更新は、選手ショップの大谷 翔平(2023)および大谷 翔平(2016)は対象外となっている。第5回アップデートでは、一部OB選手の選手データ修正などもおこなわれている。


パワプロ2024』は、PS4/Nintendo Switch向けに通常価格税込8470円で発売中だ。